カジュアル着物
名古屋の情報誌
月刊なごや
【北白川書房】
お配りしています。
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着物のお手入れ

着用後のシミヌキ、丸洗い等のお手入れも正直屋にお任せください。
洗い張り、紋替え、焼け直し等(見積もりを取ります)
着物の裏生地交換、サイズ直しいたします。
着付、ヘアメイク、前撮りも承ります。(要予約)
お問い合わせ
鶴舞本店 0120-39-0529
和合店 0120-52983-1

着物にはいろいろな種類がありますが、
TPOに合わせて着物や帯をコーディネートすることにより、どんな場所にも着ていけます。

黒留袖-金銀を使った錦織や箔引きの袋帯-
既婚女性の第一正装として用いられ、結婚式に新郎新婦の母親や仲人夫人、親族の既婚女性が着る正装の着物です。
背、両外袖、両胸、の五ヶ所に家紋を染め抜き(日向五つ紋)、裾だけに模様のある「五つ紋付き黒地裾模様」は黒留袖と呼ばれます。

結婚式・祝賀会等

着物と帯・小物のコーディネート
・黒骨・金銀扇面の扇子を必ず持つ
・小物 (帯揚げ、帯締め、半衿、長襦袢)は白or白地に金銀使い
・バッグは、本革・エナメル・最近はスマホを入れるので底が広い品、他に布製の袋を用意するとよい
・草履は、錦製や金銀使い、皮製やエナメルの品
・髪飾りや帯留めはダイヤ、真珠、珊瑚、翡翠などで豪華に

色留袖-金銀を使った錦織や箔引きの袋帯-
五つ紋付きの場合は黒留袖と同格で、既婚・未婚に関係なく着られる祝儀用の第一礼装です。
既婚女性は色留袖・黒留袖どちらを着用しても良いのですが、黒留袖のほうが正式とみなされることが多いようです。

三つ紋、一つ紋は、準礼装の中の最高級の装いとなり広範囲に着用できます。 披露宴、祝賀会、正式な茶事、年賀、新婦の挨拶まわり、パーティー等

着物と帯・小物のコーディネート
・五つ紋の時は小物 (帯揚げ、帯締め、半衿、長襦袢)の色は白or白地に金銀使い
・三つ紋・一つ紋の時は伊達衿をあわせてもよいでしょう。
・バッグ・草履は、黒留袖と同様に、着物の色に合わせ、金使い・銀使いにすると良い
・髪飾りや帯留めはダイヤ、真珠、珊瑚、翡翠などで豪華に

振袖-錦織り、箔引きの袋帯-
未婚女性の第一正装として用いられ、結婚式や成人式、パーティー等に着る正装の着物です。
第一礼装のきものには五つ紋を染め抜きますが、振袖は紋がなくても第一礼装となります。

●大振袖…花嫁衣裳、お色直し
●中振袖…成人式、新年会、結婚披露宴、謝恩会、初釜、パーティー
●小振袖…茶会、気軽なパーティー

着物と帯・小物のコーディネート
・半衿は白か刺繍衿、長襦袢は紅や朱や桃色の無地、ぼかし等
・帯揚げは、総絞りで、伊達衿の色と揃えたりして色あわせを
・帯締めは、丸ぐけや太目の金銀を織り込んだもの
・草履は、金銀を使った布製かエナメル製でかかとの高いもの
・バッグは、本皮やエナメル製で底の広いもの
・扇子は、白地の振袖なら白骨、色地なら色骨を持ちます。

訪問着-袋帯・綴帯-
未婚・既婚の区別なく着られる準礼装の着物(きもの)で、留袖や振袖の次に格の高い着物(きもの)です。
三つ紋、一つ紋をつけると、準礼装になります。

披露宴、結納、見合い、祝賀会、表彰式、パーティー、茶会等

着物と帯・小物のコーディネート
・半衿は、改まった場所には白、パーティー等では薄い地色に刺繍や箔を置いたものでも
・帯揚げには絞り・ぼかし・箔置を

付け下げ-袋帯・名古屋帯-
訪問着の代わりとして着る準礼装の中でもややくだけた社交用の着物(きもの)です。
紋は影紋がふさわしく、金銀の糸、着物地と濃淡の色などを使った縫いの一つ紋が多く用いられます。
訪問着とくらべると模様が少なく華やかさに欠け、地味で控えめな模様取りは、茶席などの落ち着いた場所に向いています。

披披露宴、表彰式、年賀、初釜、パーティー等

着物と帯・小物のコーディネート
・帯揚げには絞り・ぼかし・無地のもの
・草履は、改まった席ではバッグは小型のものを選び、草履は薄色でかかとの高いもの
 気軽な席では、バックは中型で草履は低めのかかと

色無地-袋帯・名古屋帯・半幅帯-
人生の節目に着る色無地着物です。
白無垢、黒紋付、式服等があり、五つ紋付き黒無地は喪の第一礼装です。

紋により格式が異なります。
・五つ紋…格の高い式服。
・三つ紋…訪問着(紋なし)より格上の略礼装の装い
・一つ紋…略礼装の装いとなります。

色・柄で吉凶を分けて
・吉事…明るく華やかな色の吉祥文様
・凶事…暗く沈んだ色で仏事にちなんだ梵字などの地模様
・吉凶両用…藍、紫、鼠、緑色で、地紋のない生地か、有職文様や流水・雲・波などの地紋

披露宴・表彰式、年賀、初釜、パーティー等・お茶会・歌舞伎の襲名披露・入卒式・七五三・同窓会等

着物と帯・小物のコーディネート
・帯や小物のコーディネートで格や印象が大きく変わります。

小紋-おしゃれ袋帯・名古屋帯-
柄の大きさにかかわらず、全体の模様の上下がわからない着物で気軽なおしゃれ着です。
紋は付けませんが、例外として江戸小紋には紋をつけることがあります。

大名が着用していたということから江戸小紋(裃小紋)は格式が高く、背中に家紋を入れることで色無地と同格になり、準礼装となります。

初詣・クラス会・誕生会・観劇・お稽古・ショッピング

披露宴・表彰式、年賀、初釜、パーティー等・お茶会・歌舞伎の襲名披露・入卒式・七五三・同窓会等

着物と帯・小物のコーディネート
・少し改まった席では、単彩で箔織りの袋帯や綴帯
・おしゃれ着では、錦織や染めの名古屋帯

浴衣-半幅帯・兵児帯-
貴人が入浴のときに着た湯帷子がルーツの夏の家庭着です。
最近では夏の街着としても人気があります。
昼は濃い地色を、夜は白地や淡い地色の浴衣を着ると、顔うつりがよく見栄えします。
お祭り・花火大会・盆踊りなどカジュアルな場に。

着物と帯・小物のコーディネート
・可愛らしい着こなしでは、帯は半幅帯(浴衣帯)を蝶結びや文庫、一文字に結びます。
・大人っぽく落ち着いた着こなしでは、半幅帯で貝の口結びをしたり、織りの単帯で小さめのお太鼓結びにします。
・絞りや綿紅梅、綿絽の浴衣は、街着としても着られるので、麻やレース素材の長襦袢に麻の半衿をつけ帯は夏用の半幅帯か名古屋帯をあわせ、足袋や草履をはいてもOKです。

帯の語源は『佩ぶ(オブ)~身につける~』から来たという説があるそうです。 もともと帯は安土桃山時代までは紐でした。昔はきものも小袖だったので結ぶ機能のみが必要とされていたようです。
結び目も前後左右自由に結んでいたのが、次第に後ろ結びが主流になり、帯も幅広に変わっていったようです。

丸帯
最も格が高く豪華な帯で、現在では花嫁衣裳の振袖に利用されますが、生産がごく少なくなりました。
横幅一尺八寸(約70cm)、長さは一丈八寸(約4m)で、二つに折って端を縫い合わせて使用します。
裏表に同じく文様があり、帯全体に模様があるため、重く高価になります。

袋帯
表地と裏地を別に織り、あとから両端を縫い合わせたものです。最初から袋状になってるものは「本袋帯」とも呼ばれています。
横幅八寸二分(約30cm)長さは一丈八寸(約4m)で、繻子(シュス)・綸子(リンス)・唐織・刺繍と種類も豊富です。
結び方は、二重太鼓に結ぶのが一般的ですが、振袖などには変わり結びにするなどいろいろな帯結びが楽しめます。

名古屋帯
大正時代に名古屋の女学校の先生が「もっと簡単に着物を着られるように」と
帯の胴部分をあらかじめ縫い合わせておくことを考案したのが始まりといわれています。
名古屋帯は九寸帯と呼ばれますが、これは仕立てる前の幅で、仕立て上げるとほぼ八寸の幅になります。
袋名古屋は縫い代をとらず両端をかがって仕立て、通常帯芯は入れません。
結び方は単太鼓(ひとえたいこ)で締めるのが一般的です。

半幅帯
半幅帯(四寸)や四寸三分の帯は一番歴史の長い帯で、軽く結びやすく安価な為、ゆかたやカジュアルな着物に用いられています。

紅型
紅型は型紙を使って染めていく「型染め」の一つで、琉球王朝時代の沖縄で誕生した技法です。
南国ならではの色づかいと模様の配列に特徴があり、その独特な染め模様は多くの人を魅了しています。
沖縄で作られている「本紅型」は大変高価な為、一般によく見られるのは他の地域(京紅型)で作成された紅型になります。

友禅
元禄時代に京都在住の扇絵師「宮崎友禅斎」によって生み出されたと言われています。
友禅=京友禅のことで、防染用の糊を置き、細やかな模様を鮮やかに描く手法は「手描き友禅」「本友禅」と呼ばれ、型を使って絵柄を染めるものは「型友禅」と呼ばれ区別されています。
また金沢の友禅は「加賀友禅」と呼ばれており、京友禅と違い金彩や刺繍がいっさいほどこされていないのが特徴です。
名古屋にも名古屋友禅が江戸後期に京から引き継がれたが、奢侈禁止令等の時代背景から地味な単色系の色使いの技法で描かれた。

絞り
布の一部をつまんで糸でしばって染めるのが絞りぞめです。
染色が終わったらしばった糸をほどくとくくっていた部分が白く残り模様が描かれます。
奈良時代からこの絞り染めのルーツが見られます。
絞り染めの種類は多数ありますが、振袖に多く使われるのは「匹田絞り」で別名「鹿の子絞り」とも言われています。
絞りでは、名古屋の有松絞りが有名です。

 
和服も考え方がどんどん洋服化し、今までの「決まり事やしきたり」が変化しています。私は冠婚葬祭以外はあまり今までの約束事にしばられず、自由に着物を楽しんでほしいと思います。

紺色(こんいろ)
藍(植物)を深く染めた色です。緑色かがった色は「鉄紺」、紫がかった色は「紫紺」「茄子紺」と呼ばれ「紺色」と区別されます。

薄墨色(うすずみいろ)
墨を薄めたような灰色(グレイ)のことです。

山吹色(やまぶきいろ)
日本では、春は梅に始まり山吹に終わる・・・と言われていたそうです。昔から黄色を表す代表色として用いられていました。

茜色(あかねいろ)
茜染めにはアカネの草の根が使われており、濃い赤色をさしています。(鮮やかな赤は緋色となります。)

藤色(ふじいろ)
藤の花の色です。上品な色合いで平安朝では至上の色とされていました。近代になり再び脚光を浴びています。

鶸色(ひわいろ)
緑がかった黄色のことです。『枕の草紙』にもこの羽色の小鳥がでてきます。

桜色(さくらいろ)
桜の花のような薄いピンク色は、昔からとても愛された色です。女性のみならず、若い貴公子が狩衣として用いることもよくありました。

牡丹色(ぼたんいろ)
ぼたんの花の花びら同士が重なった赤紫色の部分の色のことです。

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