カジュアル着物
名古屋の情報誌
月刊なごや
【北白川書房】
お配りしています。
http://www.meiten-net.com/kitashirakawa/nagoya/

着物のお手入れ

着用後のシミヌキ、丸洗い等のお手入れも正直屋にお任せください。
洗い張り、紋替え、焼け直し等(見積もりを取ります)
着物の裏生地交換、サイズ直しいたします。
着付、ヘアメイク、前撮りも承ります。(要予約)
お問い合わせ
鶴舞本店 0120-39-0529
和合店 0120-52983-1

よくあるご質問

これ以外で解らないこと、もっと知りたいことがある方は 0120-39-0529へ

着物全般

私の子供の時は入学式に色無地の着物を着用。その上に黒絵羽織の羽織を着て、入学式に参列したが?

最近は入学式に着物を着られる方は訪問着に帯付きで参列される方が多くなりました。そもそも着物を着ることは普段と違い、入学式に望む心を引き締める為に着物姿になり、これまでの成長を神に感謝し、これからも無事に成長するように願った日本の行事。入学式があるから卒業式もある訳で親と子の繋がりを大切にしたい行事だ。(参考:日本の行事)

あなたから買った着物をもう使わないから買い取ってほしい

当店は着物の買い取りはやっていません。知り合いの買取業者に伺うと、この2年コロナ禍で古着はまったく動いていないそうで、買い取ってくれても値にならないそうです。業者は引き取ってもゴミに出す品が多くゴミ袋にもお金がかかり、いらないと言われます。水商売は客が減り、民謡やおけいこ事は発表会が減り、着る機会もなくいらない。又、出される商品は昔ならウール、綿製品、ポリエステル等の普段着も多く、もうそれは初めからゴミ箱行きだそうです又、昔の人は身長も低くサイズが短い。直せばお金もかかります。出来るなら、着物好きの人に着ていただきたいですね。

デニムの女性用袴ないかな?

HPを色々チェックしてデニムの袴があることを知りました。取寄せてお客様に見ていただきましたが、合わせる振袖にはちょっとイメージが違うということで、気に入ってもらえませんでしたが、色々な素材の袴があることを勉強できました。

卒業式に利用するデニムの袴が欲しい

現在はほとんどがポリエステル製の品ですが、問屋さんでも見たことが無いのでHPで検索したら、紺色のデニムの品を作っていました。現在は便利なスマホがあるので、どんな品でも検索・調べることが出来ます。ただ欠点は商品を手に取ってチェックすることが出来ないこと、買えば商品は納品されてくるので良いも悪いもチェック出来ます。それが残念です。今回については、信用して対応するしかありませんが、便利の時代になりました。

成人式に着物を着たのたが、シミをつけた。クリーニング店に出せばいい?

着物は絹で作られているので、できるなら着物屋か着物専門の悉皆屋に出された方がよろしい。専門の業者がそのシミに合う薬で取るので、生地をいためず処理します。又、一品ずつ手当てをしますから、他の品からシミをもらったりしません。綿製品・ポリエステル・ウール等の素材の品はクリーニング店で処理されてもよろしいのですが、絹製品は正直屋又は専門の業者に出しましょう。

3才の女の子の七五三の着物を探しています。3才用では小さく、写真館で聞いたら、呉服屋さんなら大三ッ身のサイズがあるはずと言われたのだが?

レンタルで貸して欲しいと言われたのですが、日にちが間に合わず、利用いただけませんでした。サイズは大三ッ身で三ッ身より大きいサイズなのですが、プレタのポリエステルの品は無く、当店も正絹でなら商品はあり作ることはできるのですが、1週間では無理、最低限でも1ヶ月程の時間はいただきたいと思います。

宮参りの着物を購入した時に753の3才(満2才)の時に利用できると聞いていたが?

はい出来ます。サイズ直しをするので身長を測ってご持参ください。半衿をつけ、紐の位置を直し、袖を丸くして縫い上げをします。参拝される10日前までにはご持参下されば、ご用意します。当日のお母様の着物のレンタル着付やヘアも承ります。ご相談ください。

夏の着物の常着は何を着用すればいいの?

家で着用するなら綿のゆかた、麻の着物、ポリエステルの着物が洗濯が簡単でよろしい。他にも、綿麻や綿絽等おしゃれな素材や織り方が工夫されている品もありますが、やはり安価で汗の対応ができる品がよいでしょう。外出着には訪問場所によって変えます。遊びで外出するなら紗の着物に羅織の帯、ちょっとしたご挨拶には絽小紋に絽九寸の帯を締めます。夏の日の祝いの席には、絽の訪問着、結婚式には絽の色留袖・黒留袖が正式ですが、現状は結婚式がホテルや会館等で行うことが多く、クーラーがかかっている為、冬の衣装を当日会場で着用し終了後は会場で脱がれる人が多い様です。絹物の場合は、帰宅後早めにシミの対応をしましょう。夏の日々の着物の着用は何を選ぶかも楽しみの一つです。着物好きには暑い日に涼しげに着るのがオシャレですね。

私は大学が神戸で、そちらで卒業式をするのですが、レンタルの借りられる期間はどうなっていますか?

普通レンタルの場合は1泊2日が基本ですが、事前に予定を伺っておけば正直屋の場合は決められた値段通りでOKです。係とご相談ください。

着物を入れる紙が破れてしまった

着物は「たとう紙」という和紙の素材の品に入れます。それが絹素材の商品にはとてもよろしい。紙自体が湿気を吸ってくれるからです。互いが天然の素材のものなので保管にはとてもよろしい。又、防虫剤は入れないで防湿材を入れましょう。絹は湿気が一番ニガテ。もし防虫が心配でウール等の素材の予防の為、防虫剤を入れるなら別の収納にし、二種類の防虫剤を入れないこと。生地を傷めたり色焼けたりします。そして、出来るなら着用する。着用できないのであれば年に一度、風通しをすることで繊維が痛みません。その折に「たとう紙」が古くなっていたら変えましょう。

来年成人の男性です。IT検索をすると色々な柄があるのにお店に行くとない

当店では出来うる限りの努力をして、男紋付着物袴探しをしています。今年は同柄5人揃いもしました。昨年は13人の色違いの提案もしました。お客様からの要望を伺い、出来る限りの楽しい答えを出したいと考えます。又、問屋・メーカーもそんな要望を伺えば、喜んでトライしてくれるはずです。どんどん提案下さい。

着物を処分したい

「高価買取り」とかでTVでよく宣伝している。実際は足元を見られて、考えてもいない値段を提示され腹を立てられる方が多い。不要品の売買業者に家具や電気製品を売る方は移転の経験等がなければ解らないが、ひどい金額で引取りされる。もちろんそれを売買するにはそれなりのスペースも必要だし、キズ物等の有り、利用年数等により金額はもちろん下がる。仕方がないことです。着物では第一の欠点は持ち主の寸法により、いくら伝統的工芸品であってもサイズの小さい人の場合は売買するにあたり、売りづらいという欠点はついてくる。又、古い品であれば、シミやその品自体の品質も影響する。いくら着ていないからと言っても、タンスの中に入れっぱなしは繊維自体がガサガサになり、すぐ破れたりする。着物は文字のごとく着る物で、仕舞うものではない、と言い訳を書いたが、問い合わせをして引き取ってもらった人の現状を伺うと人をバカにしたような値段だったという意見は多い。それならいっそ、片見分けとして着物好きな人、色々とお世話してもらった人、知人友人に分けた方が良い。着物が余っている時代だから仕方ないことかもしれません。

着物を処分したい

「高価買取り」とかでTVでよく宣伝している。実際は足元を見られて、考えてもいない値段を提示され腹を立てられる方が多い。不要品の売買業者に家具や電気製品を売る方は移転の経験等がなければ解らないが、ひどい金額で引取りされる。もちろんそれを売買するにはそれなりのスペースも必要だし、キズ物等の有り、利用年数等により金額はもちろん下がる。仕方がないことです。着物では第一の欠点は持ち主の寸法により、いくら伝統的工芸品であってもサイズの小さい人の場合は売買するにあたり、売りづらいという欠点はついてくる。又、古い品であれば、シミやその品自体の品質も影響する。いくら着ていないからと言っても、タンスの中に入れっぱなしは繊維自体がガサガサになり、すぐ破れたりする。着物は文字のごとく着る物で、仕舞うものではない、と言い訳を書いたが、問い合わせをして引き取ってもらった人の現状を伺うと人をバカにしたような値段だったという意見は多い。それならいっそ、片見分けとして着物好きな人、色々とお世話してもらった人、知人友人に分けた方が良い。着物が余っている時代だから仕方ないことかもしれません。

上手に着物好きの業者を見つけるコツ?

やはり、少しは着物の勉強もしなければいけません。
普段着は卦の着物と言いますが、綿・ウール・ポリエステルが安価な品、絹は高価な品になります。商品は小紋とか紬があります。フォーマル(晴れ着)は絹が多いのですが、振袖・訪問着・留袖とかをお祝い事で着用します。
もっと色々知りたい方は、本屋さんやIT検索をしましょう。会話の中で、着物の話をすれば、業者はいいかげんな対応ができません。「ワァー可愛い!!」「カッコイイ!!」だけでは販売できません。「着物通」になることは高額な品を売りつけられないコツ。成人対象のお客様ならまずDMを集め、勉強しましょう。
たとえレンタルにしても、ママ振りでも、着物好きの客に対する業者の対応は全然違います。商品を購入する時に着物着用で訪問するのもいいですが、着方がおかしいと初心者と見抜かれます。着用していく着物の種類等も知っておくとよいでしょう。
「着物好きの販売員を見つける」には自分も着物好きになることです。

真夏の8月に結婚式があり、私と娘(未婚)が着物を着たいと考えています。何を着たら良いでしょうか?

最近は真夏でも特別な人以外は冬物を利用します。お母さんは、主賓であれば黒の留袖、そうでなければ黒留袖・色留袖、友人であれば留袖の他に訪問着・色無地着物を着用します。娘さんは、振袖か訪問着を着用します。結婚式場であればクーラーが室内の温度を調整してくれてますから、汗はかかないと思いますが、結婚式後は2〜3日、風の通る所で陰干しをすると良いでしょう。もしシミをつけられたら、なるべく早く処理をされると良いでしょう。その折にシミの原因を着物屋さんに話しておくと安価で処理できます。長襦袢は汗をかいた様なら丸洗いをして汗ヌキをされておくと良いでしょう。また、当日の着付・ヘアメイクは正直屋でも行いますので、ご相談ください。

日本の和の文化と着物についてどう思いますか?

人間には体毛が生えていないから、もちろん何かを着用する訳だが、江戸時代に木綿が中国から輸入されてからは、我々庶民は安価な綿や麻の繊維を着た。単衣だ、合せだ、綿入れだと、種類が多くなったのは江戸になってから。それも中期ぐらいになる。もちろん武士や公家、一部の宗教家や裕福な商人は、時には絹物も着たが、2割にも満たない。明治政府が誕生してから150年というから、200年も前の衣装はまことにお粗末だった。私がこの業界に入った50年前ぐらいから、2000年ぐらいまでの30年間ぐらいが着物業界として着用者も多く、よく売れた時代であった。民芸品として、ほそぼそと残っている産地もあるが継ぐ者が無くなり、消えていった品もたくさんあると思う。着物がなくなるとは思わないが、現実ウールの着物の生産は少なくなった。30年前は着物はまずウールのアンサンブルの着用から始まった。現代は一番初めに着る着物は、七五三か卒業袴・成人式。日本人として生まれて20年目に初めて着用する衣装になってしまった。2020年に東京オリンピックが開かれる。外国人は日本の「和の文化」に興味を持たれて来日される訳だが、これからの2年間、日本人もそんな気持ちを抱かれ「和」を見直す人も出てくるだろう。

小学生の袴は取扱っていますか?

最近、小学生の男女の卒業スタイルが人気ですね。4〜5年前はSSサイズ(身長1m45cm用)の品も少なく、要望にお答えすることも難しい時期がありました。最近はどのメーカーも取扱いが可能になり、着用者も増えました。身長1m30cmの幼児の方の卒園式着用の問合せも今年になり有り、商品を仕入れました。
卒業式女子袴サイズはSサイズ(1m50cm)のサイズの方も有り、大学卒業と同じようにヘアもスマホで写して要望される方も有ります。当店でも今度、18,000円(税抜)28,000円(税抜)セットを作りました。内容は、2尺袖着物・女袴・半巾帯・着付・おまかせ簡単ヘア付としました。ご利用ください。
おまかせ簡単ヘアとは、子供さんの髪の毛は若くしっかりしているので、カールをしてもすぐ元に戻りやすいということで、美容院さんでもその問題が以前から苦情としてよくあるそうです。1日中そのスタイルを崩れなく持たせるにはスプレーをかけ、固めるしか方法はなく、そうするとふわふわの可愛い髪の良さが無くなるとのこと。難しいものです。
そんな方には、追加料金をいただき対応したいと考えています。ご相談ください。
男子の紋付袴スタイルもご用意しました。ご相談ください。

着物なんて着ないわ!

私は日本人に生まれ、この日本の四季のある生活に感謝しています。日本人は昔から自然と共に生活し、又楽しんできました。
月見や雪見・花見など、その折々にお祭りがあり、食べ物の収穫に感謝しました。日本人が心豊かなのは、この満足した生活が営めるように人々が協力し合って、生きてきたからなのではないか?と思います。そして時には休息として、月や花を愛でる、雪見であれば、京都・奈良・金沢・鎌倉の寺や庭の景色、そして、それに加え、寒椿も一緒に楽しむ。花見なら、梅・桜から、ツツジ・藤・バラ・菖蒲・アジサイ・紅葉・菊を会食をしながら楽しむ。日本人の底流にある情緒が、こんな時々に花を愛でながらの時間を作ったのかもしれません。日本の芸能を楽しむ方々も多いと思いますが、種類の多さには他国に負けません。着物を着る機会は成人式・卒業式・結婚式だけではなかったはずです。今まで書いててきたこと以外にも、記念日・習いごとのお披露目会・観劇・母の日・父の日・誕生日・お雛様・花火・海水浴・ホタル狩り、そんな折々に着物を着用したら、思い出の一コマにきっと残るのではないでしょうか。お母さんがせっかく作ってくれた着物、着用されていない品、ありませんか?卦(普通の日)に着用し、まずはご家族をびっくりさせましょう。

年配者から着物の着装・着方がおかしいと言われた。

よく聞く話です。洋服でもそうですが、「あんな「だらしない」着方をしたら・・・」
着物できちんと着装する姿がどんな姿か? 想像すると、それは着付師に道具などを使ってもらい正装として着る時ではないか?毎日そんな姿では窮屈で息が詰まって、1日着装したら「もうイヤ!!」という気持ちになります。
毎日着ている人は便利で利用する小物と、そうでないものを分け、日々は昔からある腰ひも伊達〆他ベルトぐらいを利用。きちんと着装する折は、帯枕・前板も利用します。帯は半巾帯を利用したりします。きれいに見せるには「着なれる」ことが一番。袖さばき、歩き方、崩れた時の襟や裾直しも、日々着ていれば当然の所作として自然に行なわれます。私は27年間日々着物姿ですが、女房からは、よく「だらしない」を注意されています。仕方がないので、その折には直します。でもすぐ元通り?・・・それでいいと思います。
ファッションとして着物を着るのならば、その人の考え方で、着装も変わります。たとえば、昔のように帯を前で結んだり、ベルトの様なもので締めたり、袖丈や羽折丈を長くしたり短くしたり、柄に凝ったり、自分でデザインした模様を描いてもらったり、冠をかぶったり、今までの方法を変えるのは日本人の特技。自由に着物を楽しめば良いと思います。又、それはとても楽しい。

交換留学生で外国人をお預かりしているのですが、日本にしかない和の文化や民芸品を見せたいな…!!

とてもいい話ですネ。名古屋は、信長・秀吉・家康と3大名に関わる品々や、和のものなら、名古屋では名古屋友禅・有松絞りなどの産地もあります。ウエブで調べればすぐチェックできます。着物に関することでしたらご紹介します。又、御来店いただければお話はします。ところが我店の店主の私も店員も外国語はできません。日本語での対応はできうる限りいたします。ご理解ください。

母が着物好きで、私が結婚の折にはたくさん作って持たせてくれました。私の娘も結婚適齢期になり一枚ずつ作ってあげようと思い、友人に相談すると、現在はそんなことはしないと聞きます…

残念ですが、こんな話もよく伺います。「こしらえ」は各家の考え方で違います。
着物好きで、お茶・お花その他芸事をやっておられ、和の機会によく出席される方、又、興味や趣味を持っておられる方は、子供の頃から一枚ずつ作っておられます。何かの会で着用するだけでなく、卦(常なりとも言う)の平日でも着られている方も多く、そんな時には、絹なら紬や小紋等のカジュアルな品をお召しになられます。
お祖母さんやあなたもそんな機会がたくさんあったのでは?たとえば茶会、観劇会、踊りの会、民謡、詩吟、琴・三味線の発表会、お稽古事に関係して着用される方が多くいました。又、和裁の仕事に興味を持ち着用される方もありました。
現在でも和のお稽古事をされているご家庭では着物を一枚ずつ作られます。
これからの日本人、着物だけでなく、手作りの民芸品等にも興味を持ち、外国人にも説明できるよう関心を持って欲しいですネ。

祖母の代からおつき合いしていた着物屋さんが辞められてしまった…

こんな話を最近よく聞きます。昔から着物好きの人は担ぎ屋さんとか、決められた着物屋の番頭さんがお宅へ伺い、着物の相談等をし、シミヌキ・洗い張り・寸法直しの悉皆をしたり、子供さんの成長を見て七五三や成人式、習い事に着る着物の相談などもしていました。正直屋も番頭達がいる頃はそんな商いでした。
現在はそんなお宅も限られたお客様になり、お客様の質問に対応出来る従業員も高齢化で少なくなったことが原因の1つです。
お客様に喜ばれる「きもの大好き人間」をたくさん作りたいと願っています。ご相談下さい。

明後日に着物を着るのだが、天気予報では雨マークがついている

こんな時の為に撥水加工(正直屋では縁(えん)加工)をお勧めします。多少の雨なら濡れても心配ありません。大きめのタオルで水分をよく拭き取ってください。帰宅後にシミの有無をチェック(ドロハネが一番心配)してから、着物専門店へ持参し調べてもらいましょう。よほどの大雨ならホテルでの開催ならホテル内の美容院に今から予約を入れておくか、着付ができる人がいるなら、着付のできるスペースで着付けをしましょう。出張着付も承ります。
雨の日には、本来は雨コートを着用します。現在、雨コートを持参されている人は少ないですが、毎日着用される方はこんな時の為に雨コートを用意します。小振りなら、半コートや道行コートの撥水加工付の品を利用します。ゾーリは雨降り用のカバーを付け、履くとよろしい。どうしてもカバーがなく、雨の道を歩いた場合は、自宅に帰られたら水分をよく拭き取ってからしまいましょう。絹物は水分が一番大敵。着物も雨の日に着用したら2〜3日陰干し、シミの有無のチェックをしてから整理しましょう。

卒業式に着る着物が用意したい。

現在皆様がよく着用されている着物は二尺袖着物に袴のスタイルです。振袖を着用される方もあります。
小学生・男女、高校生・大学生の女性の方がほとんどレンタルで着用されます。学校単位で行うので2月末から3月末までの間に行われます。卒業式がいつ行われるのか・お知らせ下さい。
小学生の方で身長が1m40cm以上の方、高・大学生で1m70cm以上の方は着用したい着物や袴の色を事前に教えていただければ、試着日にできるだけ多く見られるようご用意します。

振袖を成約された方には特典もありますので係にお伝えください。

近頃、若者の着物着用が多くなったけど、いくらぐらいで買っているのか?

ほとんどが洗える素材のポリエステルプレタ仕立上りの品です。
値段は色々ですが、着物・長襦袢・帯で50,000円前後の品が良く売れているようです。
若者らしく、ネット検索で購入されています。
ポリエステル素材を卒業されると、正絹では「織」の品では「紬」の品、「染」の品では小紋」の品を常着として着用します。こんな方々が本当の着物通と言えるでしょうか?織機で織られた品、手織りで織られた作品、型染めの品、手描きの品と色々な種類があり、又、作られた産地により独特の手法で作られており、味わいがあります。値段もさまざまですが、これが民芸品としての楽しみでしょう。

再来年成人式なんだけど、男5人で黒地に金の柄の紋付着物と袴が着たい

再来年ということなので、メーカーに聞いてみないと解らないが、一度検討してみましょう。
染めるのであればゴールドは、黄とベージュの色に染まってしまい、生地がポリエステルなので、ゴールド(金)に染めるのは難しい。という当日伺った問屋さんの係の解答でした。
数日後男物紋付着物袴を専門に取り扱っているメーカーから解答がありました。他からも要望があり、現在2柄。5人揃いの品があるということで早速商品を取り寄せました。
この数年、グループで紋付袴を着用したいという問い合せがあります。できるなら早目に着物屋さんに相談しましょう。もしよろしければ、正直屋でも受承ります。 0120-39-0529へお電話ください。

足袋が履けない

当サイト「着物の選び方」から「毎日着物」をサイトを開き、「足袋」で調べてください。
足には色々な足があります。足幅が広い人、狭い人、甲高の人、足首の太い人等、そんな人の為に色々な種類の足袋を作っています。
正直屋にお問い合わせください。特別なサイズは在庫がない場合もありますので、事前にお問い合わせください。

着付教室に行ったが、5年も着物を着ていなかったら私自身が着られなくなった。娘にゆかたを着せたいのだが?

着付教室へ行っている間はきっと、たまには着物を着られていたのでしょうね。少し練習すれば着られるようになります。そんなポイントを着物屋さんで聞かれるといいですね。娘さんには着せられないなら、着物屋さんが着せてくれます。着付料をとるお店もありますが、正直屋では、LINE登録がしてあればサービスで着付けします。(予約してください)

「ゆかた」大好き人間です。夏が大好きでショピングにも「ゆかた」を着用して出掛けるのですが、夏の着物って他にないのかな?

ゆかたは、ほとんどが綿(めん)で作られていますが、他の素材では麻やポリエステル、絹等の品があります。
上布とか夏お召、夏大島等紗織りで織られた品はカジュアル。絽の着物と呼ばれる品はフォーマルでも着られます。
透けた生地で涼しげに見えます。染色方もその品によって違いますが、先に糸から染め織られた品(先染)フォーマル品は、先に織っておいて染める品(後染)の品が多くあります。
「ゆかた」に比べると帯も変わるので高額になりますが、一段とグレードアップし、「大人の楽しみ?」が味わえます。チャレンジしてください。

8月初めに結婚式があるのですが、私は25歳、どんな着物を着たらいい?

洋服に夏用と冬用がある様に、着物にも夏用・冬用があります。結婚式だと、未婚の方は振袖を着用します。昔は絽の振袖を着用しましたが、現在はホテル等、冷房の効いた式場でする為、冬用の振袖を着用します。既婚者は普通訪問着を着用します。ただ、結婚してまだ日が浅い方は振袖を着用される方もあります。

きもの屋さんって入りづらいのですが・・・いいきもの屋さんの見分け方は?

きもの屋というのは、どのアンケートを見ても入りづらいという答えのようです。

入店しにくければ、足袋・半襟(ポリエステル)などの小物を1品買ってみてはどうでしょうか?
1品でも買えばお客様です。堂々としていればいい理由ですよね。

入りづらいのは、商品がわからないから・・・というのも一因でしょうか? 
パンフレット等をみて研究するのもいいのではないでしょうか。
商品がわかってくると自信もついてきます。入りやすくなるのでは?
また、服装が違っていると同人物でも扱いが違っていた・・・というアンケート結果も伺ったことがあります。
困った話です。私どもの店でもそんなことのないよう気を引き締めなければなりません。

私の感覚ですが、
・商品がたくさんお店に置いてある
・小物1品だけの購入でも、丁寧に対応してくれる
・質問にもきちんと答えてくれる
このようなきもの屋は着物好きな、いいきもの屋であることが、多いようです。
ご自分の好みにあったお店を見つけて下さいね。

自分で着付けられないのですが。そのたびに着付けてもらうのも高いし・・・

着付けで難しいのは帯結びではないでしょうか?

晴れの日の着物(結婚式・お祝い等の式)は、袋帯が多くしめられますが、そんな帯は昔でもお互いが着せ合うことで、着付けていました。

はじめから、一人できれいに着ようとすることが間違いです。
車の運転でも、はじめからスムーズに運転する人はいませんね。自分で運転できなければ、タクシーを使う。
頻繁に車を使うのであれば、免許をとる。そして頻繁に運転する。それと同じです。

着物は着慣れなくてはきれいには着られません。
初めは、まず浴衣(ゆかた)から練習しましょう。帯結びも簡単です。

そして着物はご家族(お母様やお祖母様)に頼んだり、着付け師の方に頼んだりして、何度か着物を着付けてもらっていると、
いつの間にか着付けを覚えてしまう方もいます。
自然と着付け教室へかよいたくなったり・・・となることでしょう。

洋服には着付け教室はありませんよね!!

着物を着る機会がなかなかありません。どんな時に着たらよいでしょうか?

世界の民族で、自分の国の礼装が着られないのは、日本人だけ・・という話を聞いたことがありませんか?

残念です。
今の日本人の着物の知識が、どれくらいかは分かりませんが、あまりにも難しく考えているのかもしれませんね。
着る機会がなければ、自分で作ってはどうでしょう?

お茶やお花を習ってみる。
御○座で観劇鑑賞の時に着物姿で行く。
能楽堂に行く機会があればその雰囲気を高める為にも一役買うかもしれませんよ。
美術館で着物姿、素敵です。
友人と一緒に着物で食事会を企画しては?

着物にはフォーマルとカジュアルの区別はありますが、常に着る着物を考えるなら、堅苦しく考えなくても大丈夫です。
おしゃれに食事を楽しみたい時など、思いついた日に着て下さい。
同性の人も、異性の人も違った『あなた』を発見してくれるはず・・・
『さあ!!今日、すぐ着物を着てみて下さい!!』
誰かに何か言われたら?
『あなたのために着たのよ!!』って言ってみて下さい。楽しいですよ!!

冬に温かく着物を着るには?

ウールの着物を着てみては?
近頃、ウールの着物を着ている人が少なくなりました。(特に若者に)
お値打ちで、暖かく着やすいウールは、冬の御召し物にはとても良い素材です。洗濯も、シルクに比べると簡単で手軽です。

■卦(ケ)の日に{常なりとも言う。日常、平日のこと}着用する衣服としては、とても良いと思われます。
昔は、成人になる前のお嬢さんにはウールのアンサンブル(着物と羽織)、
お母さんは家庭着として、ウールの着物の上に割烹着を羽織ったり、
お祖母さんは毛糸の半纏などを羽織った姿を覚えています。懐かしい日本の姿かな?

私は今でも、冬になるとウール、初夏はポーラ生地の着物をよく着用しますが、
シルク入りのウールを着用すれば、裾さばきも良く、保管のときに防虫にさえ気配りすれば、大変使用しやすく、着心地よい素材です。
『ゆかたブーム』の次は「ウールブーム」が流行するといいなぁ~

★綿・ウール類のお洗濯は、特殊もの(藍染・カシミア等)を除いて一般的なクリーニング店で、丸洗いクリーニングしていただくほうがお値打ちです。

ウールを作っている産地がどんどん少なくなり市場に出回らなくなり、変わりにポリエステル素材の品がプレタ製品(仕上り品)で安価に購入出来るようになりました。石油製品なので温かく見た目にもシルク(正絹)と同じように見える為、よく着用されるようになりました。特に都会の若者たちに人気で、ちょっとした着物ブームになっています。洗濯も簡単で虫に食われ穴があくこともないので安心です。シルクの小紋や紬の変わりの外出着として利用される人が多いようです。

「背守り」とはなんですか?

「背守り」とは背の中心につける【紋(もん)】のことです。これついては、本来紋をつける話から語るべきでしょう。

【紋】をなぜ背の中心につけるのか?

それはやはり戦の時に敵・味方と分けるためにつけたのだろうと思うのです。
スポーツで、敵味方を見分けるのにジャージで区別するのと同じ様に、
戦の時に紋でもつけていなければ、どちらが敵か味方なのか分からなくなってしまう…
そのために鎧や兜に紋をつけたり、幟(のぼり)を掲げたりしたのです。【紋】は先祖代々続いているものです。

このような事から、【背守り】とは敵が背後から攻めてきた時に、守ってくれる目のような役目をしたのでしょう。

また【背守り】は先祖代々の人が貴方をお守りしています、という紋です。
ですから、あなたの家の紋(生家)をいれるわけです。
初めて結婚したときについていた紋(生家)から、嫁ぎ先の紋に替えます。
そこで、その嫁ぎ先の人間に染まったと認められるのです。

静電気で着物の裾がまつわりつくのですが・・・

絹のような天然繊維で帯電することは少ないのですが、裏生地に合成繊維を使用したり、長襦袢が合成繊維だったり、
又下着類に帯電したりして、裾がまつわりついたりすることがあります。

多くは空気の乾燥した冬場の晴天の日に多発します。
湿気の多い日はほとんど少なく、同じ着物なのに・・・と思われますが、はっきりとどんな環境なら発生しないのかはわかりません。
でも、洋服でも車から降りる時にドアのノブに触れた時にピリッとくるのは不愉快ですネ。

あまり気になる様でしたら、一時的な効果ですが、着用前に長襦袢や着物の裏などに
「無臭性の帯電防止スプレー」を軽く吹きつけておけば、いやな気分を味わうことはありません。

今週の日曜日に七五三参りに行くのですが、注意点は

1.写真撮り
写真撮りはできるなら参拝日はさけた方がよろしい。
どうしても一日で終えたい場合は、参拝の日のスケジュールをチェックし参拝の前に済ませます。

2.大きなハンカチを2~3枚用意しましょう。
食事の時にも利用できます。(タオルでもOK)

3.車で参拝する場合
駐車スペースの有無、駐車場から神社までの歩く距離のチェック。長い場合は履きなれた靴を持参するのも良いでしょう。

4.タクシーや公共交通期間を利用する場合
余裕のあるタイムスケジュールを考えることです。特にバス・電車の場合は行き帰りの時間もチェックしておくと良いでしょう。

5.おみやげ
お祝いをいただいた方へのお礼のおみやげ等も、数のチェックを前もってしておき購入しましょう。
何を購入するかも決めておくと良いですネ。

6.雨の場合
雨の日を想定し、できるなら着物に撥水加工を施しておくと良いですネ。
雨が降りそうな場合は携帯用カッパを用意するのも一案です。

7.神様の前で(子ども本人もお願いする行事です。)
小さな子でも今からする行事が何か前もって話しておきましょう。
『昔は、子どもの時に病で死ぬ人が多かった。
これから神様に今まで無事に大きくなれたことを感謝し、今後も何事もなく健康でいられるようお願いするのヨ!!』
ときちんと話しておく・・・そうすれば静かにしているものです。

洋服についたワインが、クリーニングで落ちません。呉服屋さんでシミヌキできますか?

呉服店経由で悉皆屋(シミヌキ屋)に依頼して対応できます。

先日背広にワインをかけられて、クリーニング屋さんに持って行ったが汚れがちとれなかった・・・
ひょっとしてとれたら・・・・ということで背広を持参されたお客様があった。

悉皆(シミヌキ屋)業者の話では、
「クリーニング屋さんでは、薬剤が合わなかったのだろう。ただ最後のプレスでシミが止まって染まってしまった場合は取れないかもしれません。」とのことでした。
そのままを伝えると、そのお客様の場合は、『いいから、やってくれ!!』との話で、結果はきれいにとれて良かった。

シミの対処方法
シミは基本的に部分洗いです。何がついたのか?ということで、手仕事で処理をする。
1.早い処理
2.原因のチエック(何で汚れたのか?)
3.シミヌキの専門業者に依頼する
ことが、大切です。

絹物や高額なブランド洋服等なら、出来る限り悉皆屋(シミヌキ屋)又は、呉服屋へ出されることをお勧めする。
シミヌキの専門業者に早く持参し、原因を話し処理をしてもらえば、大概のものは元に戻る。
どうしてもダメや場合は、上から染めて直すことも出来る。基本はシミは病と同じだと思うことです。

成人式の男物羽織着物、袴レンタルはありますか?

近ごろ男物の成人式姿を紋付姿でされる方が多くなりました。

昔は黒でしたが、最近はブルー、黄、白、グレー、赤、紺、黒、ピンクと色数も多彩になり、
紫ボカシや白紺ボカシの色紋付着物、羽織も有り昔ながらの縞柄だけでなく、亀甲(きっこう)柄等も有ります。
男物をレンタルする場合自分の紋を入れることも可能ですが、別料金になります。

サイズも背の高い方(1m80cm以上)、低い方(165cm以下)、体格に良い方の場合は、別あつらえになる場合もあります。

注意点としては、 1.予約からレンタル日までの期間を十分にとること 2.場合によっては別料金になること を考えてご来店下さい。

男物 紋付き袴レンタルはコチラ
振袖にキラキラ光る糸が入った品がありますが何ですか?

糸に金糸を入れ織ってあります。

パーティや夜のライトに当てると光るように考えられた生地で作られ、
ホテル等、ライトアップされた場所でより一層華やかさが増すように演出されています。

重ね衿でも、近ごろラインストーンを入れて襟元をキラキラ光るようにさせたり、
パール等をつけたりしておしゃれさを増した品もあります。
小物での演出も工夫して、おしゃれをエンジョイしましょう。

パッチワークに利用する着物の端布が欲しいのですが

端布は古着屋さんで、安価な小紋や紬、訪問着等を購入して、利用できる分だけ切り取って使用するのがよいでしょう。

デパート等でも端布を販売していますが長さを考えるなら短く、高い品を購入することになります。

昔は着物を作る折に背の低い人だと、残り布でゾウリやバックを作ったりしておしゃれを楽しみました。
しかし昔と違い、現在着物を仕立てる場合は残布を出しません。
背の低い人でもタクシ(お腹の部分)に余った布は入れ、次世代に譲った時に背の高い人にも利用できるように仕立てます。
そんな理由で現在の着物では端布、残り布を出しません。

着物を着用する為の準備はいつすればいいの?

お問い合わせが多いのは、当日や前日に準備をしたら困ったというものです。
・喪服の帯締め、帯揚げがない
・足袋(たび)が汚れている
・半衿が前回着たときのままで、汚い
・着物に変なシワが入っている、シミがついている

久しぶりに着物を着られる方は、少なくとも3日前には点検・準備をしましょう。

(イ)着物、帯のほかにも小物類が必要です。下の表でチェックして下さい。

帯締め 帯揚げ 腰ひも3~5本 帯まくら
衿芯 コーリングベルト ウエストベルト 伊達〆
前板 足袋 肌着スリップ 重ね衿
みさとベルト トリプル仮ひも 後板 補正用タオル3~5本
ストール 髪飾り 雨コート 足袋カバー

(ロ)当日慌てない為に(3日前のチェック)
・着物にシワが無いか点検します。
・樟脳(しょうのう:虫除け)の匂いをとります。
直射日光の当たらない風通しのよい場所へ衣紋掛け(えもんかけ:着物用ハンガー)にかけて吊るしておきます。
・半衿、足袋(たび)の汚れがないか調べましょう。
・草履(ぞうり)は実際に履いて、利用できるかチェックして下さい。
特に初めて履く場合は、2~3度家の中でスリッパ代わりで履いておくと、当日鼻緒がきつくなく良いですネ

(ハ)美容院の予約、着付けの予約 (できるだけ早く)
直前の予約だと、希望の時間がとれない事があります。当日は時間をたっぷりとって余裕のあるスケジュールで予約しましょう。
正直屋各店でもヘア・メイク・着付けを行なっています。ご相談下さい(休日以外)。

振袖

成人式当日の美容院が空いていない

写真館では当日の着付・ヘアをやっていない店もあり、又ママ振・姉振のお客様の駆け込みもあり、振袖の購入やレンタルの支度が早くなりました。

母は関西生まれで振袖も京友禅の手描きでした。現在は皆同じように見える

関西物は豪華で雅、関東は粋と言いますが、金沢では加賀友禅、名古屋でも名古屋友禅と、その地方ごとで好みも違った作品が作られています。染色方法で値段も高額になりますが、現在でも作られています。ただ、現在はレンタルの方も多くなり、予算のこともあり、インクジェットの品も多くなりました。また全国に支店を持つ振袖チェーン店がTV宣伝やDM宣伝等をしていますので、どこで購入しても同じような柄・流行色等の品になってしまいましたが、昔からの着物屋さんに相談されれば、あなたの好みの振袖を探してくれます。色・柄・ブランド名等をくわしく話してごらん下さい。

成人式の2年前に振袖を成約したのだが、違う柄に交換してほしい。

困りましたね。どの着物屋も同じだと思いますが、成約時に契約書を作り、お互いがそのルールに従い守って、当日を迎えます。途中解約の場合はその経過した日時によりキャンセル料が発生します。ですから成約の際にはよく考えて成約下さい。ただし成約した振袖と同額、又はそれ以上の品であれば交換可能です。以下の場合は多少セットにプラス金をいただいて交換することになります。
尚、購入の場合やオーダーレンタルの場合は、クーリングオフの期間が過ぎると交換はできません。

成人式当日の注意点は?

以前にもQandAでお答えしましたので、そのコーナーも参考にしてください。その他で気についた点は、当日のヘア・メイク・着付は予約制になっているので、その決められた時間を守って、着物屋・美容院に来店下さい。ルールを守らない人は、結局自分だけではなく他人にも迷惑をかけることになります。次に会場に行く方法を決めておいて下さい。マイカーで行く、タクシーで行く、友達と一緒に行く。そしてその時間も決めておいて下さい。

振袖を着たら袖の付け根の所が破れた

袖の付け根の所は、袖付と呼びますが、初めて着物を着られる方はよく破ります。原因は振袖の場合、袖が長いので、椅子に座った時に立つ時にふんだり、ひっかけたり、階段で登る時にふんだり、車に乗車・下車する時に破られたりします。振袖は袖が長いので袖を持つなりの工夫をして、粗相の無いようにしましょう。着物屋さんに持参すれば簡単に直してくれます。(代金は必要)

関東から転勤で名古屋に来たのだが、娘が成人式なのに案内状が届かない。どうやって調べればいいか?

案内状が届かなくてはお店の比較ができません。 HP、情報誌、TV、新聞等から資料請求すればDMは届けられます。お値打ちでサービスもよく、前撮りや当日の着付ヘアもきちんとやっていただける店を調べましょう。普通名簿屋から成人名簿を購入して、着物屋はDMを郵送します。又テレアポもします。「もう遅いですヨ!!」「当日の着付時間が早くなりますヨ」などと言って、アオリたてるお店は一番危険。そんな手口に乗らないこと。DMをチェックして下調べをしたら好みの振袖をチェックしてお店で試着してもらいましょう。従業員の会話等をよくチェックして、心配のないお店を決定することです。

近頃ママ振も多くなりましたが、どう思いますか?No.1

近頃ママ振も多くなりました。ですが、考えてみれば「オシャレ」のポイントは新鮮、つまり新しい、他人が持っていない、着用していない品だからカッコイイ訳です。と言って、ママ振をけなす訳ではありません。現在の新鮮な感覚を取り入れ、アレンジすれば良いのです。たとえば、寸法は?、身丈・裄など、直せば良いのです。着物は何度でもリフォームが出来る様に作られています。(注:寸法によっては出来ない品もあります) だから、お嬢様サイズに直せば良い、ゾーリは裏がめくれる点に注意調べる。バッグは現在はスマホを入れられる様、底の広い品を利用します。重ね衿はキラキラもいいネ。半衿はシシュウや染物もあります。帯〆は飾りのついた品が多いのですが、昔からの平打ちもカッコイイかな?髪飾りはヘアスタイルによって変わりますが、大きい品、小さい品、好みで楽しめばOKです。もっとオシャレを楽しむなら、ストールも白だけではありません。足袋にも色々あります。身長の低い人はゾーリの底の高い品、巾広の品等も有ります。帯飾りもおもしろい。又、帯の結び型にも工夫すればイメージがすっかり変わります。振袖はお母さんの品でも、新鮮なイメージで楽しむことはいくらでもできます。工夫しましょう。それがオシャレのポイント。自分流にこだわるのもポイントかな?

ママ振をオシャレに見せる工夫は?No.2

現在は小柄で全体に花が多いようです。又、古典調が流行ってます。ママ振の特徴は、振袖では、袖丈が短い、前から見ると右肩・右袖に柄が少ない。後ろから見ると、左肩・左袖に柄が少ない。その他は No.1でも書きましたが、オシャレを工夫するポイントは色々考えられます。古典の関西風に対抗して、関東風のモダン・粋を追求するのです。つまり色数を抑え、単色でまとめたり、ポイントを一点にしぼり、その部分を見立たせる。たとえば、帯・衿・頭の飾り、色にこだわる、春らしくピンクで統一したり、白や黒で統一すると粋になります。髪飾りも生花もオシャレです。衿や袖口に反対色を持ってきて、ポイントにして際立たせる方法を「決め色」と言いましたが、満艦飾の現代風ではこんなこだわりのオシャレはできません。色々考えて一生に一度の成人式を楽しみましょう。

振袖はお母さんのを利用する予定ですがカッコよくしたい?No.3

テレアポをしていると、振袖はあると答え、ガチャン!!の方もある。それほど、きもの業者からのしつこい電話があるのでしょう。しかし、そのせいで名簿まで消されてしまうと、新しい情報源がなくなり、新しい案内状を研究することで、カッコよい姿、今流行のスタイルがチェック出来る訳だから、案内状は入手した方が得策です。近頃は早くから案内状も郵送されてきます。すぐ決定する必要はありません。案内状を集め、じっくり研究してから手を打てばOKです。現在は2年以上も前から案内状は送られています。友人達との会話等で状況もよく把握するとよろしい。あとは信用のおける着物屋を探し、相談するとよいでしょう。

18才成人についてどう思いますか?

本来の成人式は22才ではないかと?思います。実際、本人達が決めた訳でもない。現状は18才成人にしようとしているのだが、ほとんどの日本の子供達は、親が望むまま学歴社会の流れに乗り、22才までの学校教育を受け就職する。頭が良い悪いではない。頭の良い子は国公立や有名私立大学に入学し、一流有名企業や医師、弁護士等を目指し勉学に励む。そうでない子供は、少しでも楽で有名な会社に入社できたら?と励む訳だ。
私の場合、50年も前の受験ということだが、当時劣等生だった私に薦めてくれた学部は法学部。商売屋の息子だということを知っていながら、人生の進むべき道を指導する先生がこうなのだ。私は落ちてもいいと先生に話し、商学部を選んだ。先を生きるものが後に育った者達の行く道を間違えてはいけない。指導できないのなら、その通り「私には解らない」と話せばいいと思う。
18才から22才の子供達に「あだ名」をつけるなら、オンブにダッコの言葉から「オンブ族」とか「ダッコ族」と呼んだらどうだろう。親に頼らなければ学校に行けない、生きられない。将来に夢を託して、親達は子供達を育てている。だが、18才成人が一人前かといえば、そうではないと私は思う。

私は高齢でスマホは利用できないが、孫に振袖を購入したい。

私も携帯は利用していますが、スマホは使用していません。HPは若い人たちに教えてもらいながら更新しています。最近案内状が届かないから送って欲しいとか、上記の様な方にはDMは送られませんので、自分で資料請求等をする必要があります。お孫さんから着物屋さんを教えてもらったり、TV・新聞・情報紙、又は知人から聞いたりして、なるべくたくさんのDMを収集して調べ研究してから、次はその店に行き、色々と話を聞き、本人が一番好む振袖を決定すると良いでしょう。色・柄・予算なども担当者ともよく相談されると、きっとお好みの品が見つかります。正直屋はフリーダイヤル0120-39-0529にお問い合わせください。

昔は夏物の振袖があったそうですネ

はい。現在でもあると思いますが、流通には流れていません。日本には四季があり、エアコンのなかった時代はその時々に合わせ、素材を工夫して作り着用しました。夏のお祝い事で未婚な方は絽の振袖を着用する訳です。デュポン社がナイロンを発明し、その後ポリエステルが開発され、石油製品が世界を謳歌しました。長所として簡単に洗える、温かいという点が強調され、肌着類にも利用されるようになったからです。しかし日本人の肌には、本来天然繊維が一番よく合うのです。なぜなら数百年とその繊維を利用してきたからです。(食品も同じです)新しい素材に肌が慣れるにはやはり数百年の年月が必要なのです。だから肌アレルギーで痒くなったりする人が出ます。江戸時代ぐらいから天然繊維でも綿や絹が輸入され利用されるようになりました。日本人は四季に合わせ、あらゆる繊維を利用しています。素材の他、織り方、柄にも工夫し、その季節に合った品を着用してきました。そんな今までの生活の暮らしが欧米からの輸入品などにより改良されています。日本人に合う品もあれば、人によっては合わない品もあります。着用してもし体に合わない場合は一度品を変えてみるのもいいのではないかと思います。

振袖のオーダーレンタルの特徴が知りたい

当店のオーダーレンタルは1人目でレンタルされた方に寸法を合わせるということです。身長体系によってサイズを変え、その方にピッタリのサイズにして作りますから、S・M・L・LL等で作られたレンタル振袖と違い、人によっては裄、見巾、抱巾等も変えます。それがオーダーレンタルの利点です。2回目でレンタルされる方は1回目の方とサイズが同じであれば、1回目よりお値打ちにレンタルできますから、お得ということになります。振袖のレンタル品もその考え方で店側に都合でサイズ指定をし、身長に合わせて体を合わせている店もあり、十分にチェックし、本当にオーダーなのか見極めることが必要がある時代になったとも言えます。

平成32年成人です。29年末ぐらいからDMや電話がよくかかってくる。「はれのひ」のニュースもあるので心配です。

テレアポについて、当店では店主の私だけが時間をかけて、第1回目はテレアポをしようと考えています。正直屋の店主として「なぜ電話をさせていただいているのかをお答えできる」からです。当店は大企業と違い、立派なDMを何度も郵送はできません。しかし、最新のオリジナル振袖の在庫枚数や着付・ヘアメイク・前撮りなどの「あんしんサポート」についてはどのお店よりも上をいく商いをしてきました。今後も続けていきたいと願っています。お比べください。
お店のことについては、会社概要や会社沿革、又、私のブログ等をお調べください。

平成30年成人式の「はれのひ」事件をどう思いますか?

絶対にあってはいけない出来事でした。この事件後、消費者の方々のお店選びが変わると良いですね。振袖選びも大切ですが、商品が提供されない店では困ります。地域に密着した安心できるお店選びは一生の思い出作り。親切に対応してもらえる店を選びましょう。チェックポイントは、決めたいお店ができたらよくお店を見ることです。DM・店員・振袖サービスIT、チェックしようとするならたくさんあります。
正直屋の他社と違うポイントは
1.友の会(呉友会)を行なっている。 財務省の許可をいただいている
2.創業95年。先代は東海呉服組合名古屋呉服商組合の役員も務めていました。
 (参考)正直屋縁から、会社概要、会社沿革をご覧ください。
3.あんしんサポートの認定をいただいている。

他人と同じ振袖は着用したくない。

値段を抑える為に、やはり何枚か染めるのが普通です。大きな振袖専門店は値段を安価にする為、型枚数を少なくした、絞り・刺繍・箔の箇所を減らしたりして、オリジナル品を作ったりします。作る枚数が多くなれば、単価も安くなりますが、同じ柄、色の品が出廻ります。その点、当店ではオリジナル振袖「リボーン」は全国の専門店でバッテイングしない店が集まって作るので、よほどのこと(インターネットで購入したり、住んでいる地区以外で購入したりする)が無い限り、バッティングはしません。又、当店では同じ学区では2枚は販売しません。成人式の日に同じ柄の振袖が横に並ばれたら嫌ですから…。ご安心ください。

11月になったけれど、まだ来年の成人式に間に合うかな?できるなら前撮りもしたい。

プレタレンタルなら12月になってもOKです。ただ身長の高い人、太った方等は数が少ないので早めに見られた方がよろしい。又、こだわりのある方は好きな柄があれば、写真を見せ探してもらいましょう。ブランド品等で品番が解っている場合は担当者に話して探してもらいましょう。こんな場合はオーダーになりますから、11月末までの注文でなければ成人式に間に合わない場合もあります。一生に一度の成人式、今からでも間に合います。すぐ着物屋さんに出向いて試着して見ましょう。

振袖は姉のも母のもあるのだが、送られてくるDMと比べると少し違うような気がする。

ママ振や姉振の方も多くなりました。ただ年の違いで流行も変わります。又、本人のセンスで着用スタイルも変わります。基本的に着用する振袖が決まったら、着物屋さんで試着してもらい、帯・小物・ゾーリ・バッグを合わせてもらうと、あなたのセンスで振袖姿がより輝きます。半襟、重ね襟、帯どめ、帯揚げの他、帯も変わり結び等で変化をつけたいのであれば、少し長めの品を利用します。もちろん身長が違えば身丈や裄丈も変える必要があります。ゾーリは10年以上も履いていないと裏がめくれてくる場合もありますので、特に注意が必要です。その他、近頃はヘアーに凝る方が多くいます。髪飾りも種類が多いので、振袖やヘアーの型も考えて選びましょう。まずは着物屋さんの担当者と相談しましょう。

成人式当日は外国にいるので行けない。記念写真だけは残しておきたい

最近はこんなお嬢さんも多くあります。予約が必要ですが、いつでも写真撮影をさせていただきます。振袖レンタルも当日価格より安価でお貸しします。時間があれば当日そのまま外出していただいてもOKです。もちろんヘア・メイク・着付も当店で行いますので心配ありません。お母さんやお姉さんの振袖の持ち込みの撮影もいたします。定休日以外ならいつでもOK。撮影日により、お受けできない場合もございます。必ずご予約ください。くわしくは各店係にお問合せ下さい。

姉が着た着物があるんだけど帯が気に入らない。身長は同じくらい。

身長が同じくらいということなので、振袖や長襦袢のサイズ直しは必要がありません。袋帯を交換すると帯締めや帯揚げ、半襟、重ね襟等も交換した方が良い場合のあります。振袖を持参していただき、試着して袋帯のお気に入りを探しましょう。その折に小物も持参くだされば合わせてみます。それで良ければ袋帯だけの交換で済みます。他、ゾーリ・バッグも気になるようならご持参し相談ください。ヘア・メイク・着付・前撮りについてもご相談いただければ、予定表をお渡しします。もちろん成人式当日の受承ります。

親戚の子が成人式の折に着用していた振袖が着たいという娘。その頃は可愛い柄が流行だったようだが・・・

ウェブで探せば見つかると思います。
よろしければ、その当時写したお写真を見せて下さい。探します。
現在の流行は古典で総柄の花柄ですが、時には花柄がいやとか、スッキリした振袖を好む方もおられます。正直屋に来店され、ご相談下さい。

振袖を探しているのですが、小物にもこだわりたいのですが・・・

セットで満足されるお客様もありますが、重ね衿や帯じめ、帯あげ、ストール、ゾーリ、バッグ等にもこだわって選びたいというオシャレさんが多くなりました。
そんなお嬢さんは、着物に興味がある方、お母さんやお祖母さんが着物好きで子供の頃から着物をよく知っている方、他人が着ていない振袖探しをしている方等々、いろいろありますが、正直屋ではそんなお客様に対応できるよう、たくさんのメーカー・問屋さんと取引しています。
こんな商品を探しているんだけど・・・と店員にお尋ねください。探します。

振袖をレンタルしたら、前撮りの日もそのまま外出出来ますか?

もちろん出来ます。
正直屋では成約された日から、お客様用に取り置きします。
ヘアや着付料金は別途必要となりますが、何回でもご利用いただけます。

成人式前日、当日の注意点は?

まず一番気になることは天気ですネ。
雨だったり雪だったり晴天でも寒い日だったり…
正直屋では、撥水加工をおすすめしておりますので、シミに対してはそれほど気にする必要はありません。
寒さ防止にはヒートテックの肌着を着用すると良いでしょう。
足が寒いようならストッキングの用意当日は時間に余裕のある行動をしましょう。
まずは軽く必ず食事をすること、いつもと行動パターンが違い、空腹で気持ちが悪くなる方もあります。
ヘアメイク着付も以外に時間がかかる場合もあります。『こだわり』のヘアの方は前日までに美容師さんとよく話し合っておくこと。
当日のヘアスタイルの変更は仕上り時間が長くなり予定通りに終わらない場合があります。

前日の注意点は十分に睡眠をとること、シャンプーも前日にし十分に乾かしておきましょう。

梅に鶯(うぐいす)のついた振袖が着たい。

え?普通の販売ルートで探すとなると難しい注文ですネ。
昔は1月の成人にはちょうどよい時季でした。オリジナルで柄を書くなら自分の思うような地色で染められ図案も作家と細かい所まで話し合って染出します。
着用日を決め、糸の選別から始めるなら1年ぐらいのスタンスで作りますから、その間とても楽しい時間となります。
名古屋友禅が現在そんな注文生産で生業(なりわい)として残っています。
すべてが個人の染出しとなるので、1枚しかない逸品物になります。
もちろん、下絵の見本のような品があっての話です。
この下絵もオリジナルとなると日数はその人の感覚になりますから、どれだけの時間と費用がかかるのか解りません。
本物の着物通になるとそこまでの楽しみがしたくなるものでしょうか?
私もそんな仕事が一度やってみたいものです。

結婚式に出席する時、いつも同じ振袖になってしまうのですが・・・

結婚式は、一生のうちに何回出席されるのでしょう?
多い人で年2~3回ぐらいだと思われます。それ以上の人はよほどの人だと思います。
ある時期に集中することが多いと思いますが、振袖はもともと娘時代に一着を大切に着る着物です。
ですから洋服とは違い、「その都度替えるもの・・・」ではなく「何度も着られる大切な晴れ着」なのです。ブランド物のバック等はたとえ5年、10年前のものでも何度でも堂々と持てますよね?それと同じです。

振袖も帯や小物(半衿・帯留め・帯締め)を変えたり、バックを変えたりするとイメージが違って見えます。
振袖は帯や小物との色合わせで、同系色ですっきりまとめたり、反対色でアクセントをつけたり・・・工夫しだいですよ。
また、一回づつ違う形に帯を結んでもらって変わり帯結びで変化をつげたり、髪型でヘアアレンジを楽しむという方法もあります。

結婚式も出席する年齢によって着る品は違ってきます。
30歳代で友人の席への出席なら、訪問着か附下。
50歳代で親戚なら、黒留袖か色留袖でしょうか?

留袖の場合、背中に紋を入れますが、紋は「背守り」といって先祖代々の人が貴方をお守りしています。という紋です。
ですから、あなたの家の紋(生家)をいれるわけです。そして自分の子供が結婚する年齢になると「紋替えの儀」があり、新しい留袖を購入する事で、初めて結婚したときについていた紋(生家)から、嫁ぎ先の紋に替えます。そこで、その嫁ぎ先の人間に染まったと認められるのです。
自分の家の紋は大切にしたいと思います。

みんないつ頃振袖を準備するんですか?

年間の中で、割りと多いのが成人式後の1~3月です。

その他では、母娘で行動しやすいゴールデンウィークや連休、夏休み中は遠方で暮らすお嬢様が実家に帰ってくるので、準備しやすいようです。
又10月、11月頃に決められる方も多いです。

気をつけなければいけないことは、振袖の購入やオーダーレンタルではお仕立てに2ヶ月ほど時間が必要です。また背の高い方や足のサイズの小さい方なども、ご自分にあう草履(ぞうり)などを探すのに時間がかかります。
成人式直前では、ご希望の品が手に入らない場合もあります。

また、人気の柄やブランドの振袖は早い者勝ちになってしまいます。

当日の着付けやヘアメイクの予約時間も、いい時間帯からうまっていくので、早めに決定して予約されるのをオススメします。

振袖で人気のカラーってありますか?

もちろんあります。
洋服は季節ごとに流行色が大きく変わっていくけど、振袖の人気色は変化がゆるやか。
そこで知りたいのが振袖の人気色ランキング。
成人式に着た振袖の人気カラー1位は赤と上位を女の子色が制覇しています。

理由は、赤……「かわいく見えるから」
緑や青や黒…………「大人っぽくていい」
白やグレー……「みんなと一緒はイヤだから」

となっています。最近では、濃い緑やクリーム色や薄いブルーなども、多く好まれるようになってきました。

◆◆基本的に振袖カラーは『自分の好みのイメージに合うか』で選べばOKではないでしょうか

振袖はやっぱり購入する人の方が多いんですか?

振袖を購入した方が全体の41%、
レンタルをした方が33%となっています。

購入派もレンタル派も、価格や特典などで、どちらにもそれぞれの良さがあります。
当初レンタルの予定が、写真を前撮りする時に振袖を着てみたら、気に入って、そのまま購入に変更する方もいらっしゃいます。

いろいろ見て、比べてみてもいいでしょう

振袖っていくらくらいかかりますか?

だいたいの目安ですが……
【購入された方】では、振袖フルセットの価格で全国的平均50万円を中心に30~80万円の場合が多いようです。
【レンタルされた方】では、振袖フルセットで10万~20万円の振袖が多くなっています。
購入派もレンタル派も、振袖を着るために必要なものが全て揃ったセットもので、この価格帯を目安にしてみてはいかがでしょうか。
レンタルの場合はプレタレンタル(仕立て上がり)か、オーダーレンタルかによって金額も変わります。

振袖は歩きにくいのですが・・・?

着付けてすぐの振袖は、裾が開きにくくなっています。
そのため、歩きづらいだけでなく、歩く姿もすこし変に・・・そんな時は、着付けが終わったら「裾割り」をしましょう。
ぐっと楽に歩けるようになります。

裾割り
1.着物を着て立ち、両手を腿の上に置き、着物の前裾を軽く抑えます。
2.足を肩幅に開きます。
3.少しだけ腰を落とし(軽い中腰)、膝を軽く曲げます。(あくまでも軽く・・・)
4.これを3回ほど繰り返します。

又、夏の浴衣(ゆかた)等を着ることで、着用の練習をされておくのもgoodです。
着物は、着慣れることが一番のポイントです。

振袖オーダーレンタルとレンタルってどう違うの?

通常の振袖レンタルは「仕立上がり」の振袖をレンタルします。
振袖の形になっているので、すぐに着られるという利点があります。
友人の結婚式に、お見合いにと急に振袖を着ることになってもレンタルしてすぐに着られるので大丈夫です。
しかし、標準体型の方は支障がありませんが、身長の高い方や低い方、また体型のふくよかな方など・・・どうしても上手に着こなせない場合もあります。

それに比べてオーダーレンタルは「貴方の体型に合わせてお仕立て」したものをレンタルします。
購入した振袖とまったく変わらない着用感になります。
また新品・新作をオーダーしますので、人気のブランドの今年の振袖を着たいけど予算がちよっと・・・という時も、購入よりも気軽に楽しめることができます。

親友から結婚式の受付を頼まれました。
結婚式は3ヶ月後、私は身長1m45㎝なんです。

せっかくのお友達の結婚式、こんな時こそ晴れやかにお振袖でお祝いしてあげてほしいですネ。もしあなたが独身なら素敵な相手も見つかるかも。
3ヶ月間余裕があるので、ご購入でもレンタルでも可能です。
身長が1m45㎝ということで、レンタルならオーダーレンタルの方がお好みのお振袖を選ぶことができるでしょう。
お好みの色、柄、予算を決めたら正直屋HPを検索。
来店日を知らせ、商品を集めてもらっておくとお好みの品が沢山ご試着いただけます。
正直屋では結婚式当日のヘアメイク着付もお手伝い致します。
安心して係にご相談下さい。
大切な親友のお祝いの席に恥ずかしくない『あなた』のお手伝いをお任せ下さい。

着物のメンテナンス

美容院でメイクをしてもらったら肌荒れした

初めから肌の弱い方はご自分ですることです。美容師はお客様の肌の弱いことまで解りません。

振袖を着たら着崩れた

原因は色々あります。重複している場合が多く見られます
イ.本人と着物のサイズが違う ロ.本人が初めて着物着用 ハ.着付師・美容師の着付が下手
そもそも、曲線である体に直線縫いの着物を着装させる訳です。どのお店もそうだと思いますが補正をします。着崩れを防ぐ為です。毎日着装している人は補正は基本的にしません。自分で着想される方はその日の体調で「ゆるめ」「しっかりきつく」自分で調整して着ます。朝食も食べてない人の胸を締め付ける訳です。締め付けなければ女性の場合、帯は落ちます。(男性は腰で帯を締める)着物を綺麗に着るには、着慣れるしかありません。又、補正具をしっかりつける‥?着物が大好きな人はやはり綺麗に着られていますね。

古いシミだが、シミヌキに出したが取れない

シミは病と同じです。取れるシミでも古くなると取れないものもあります。着用後は、他人任せでなく、出来るならご自分でシミのチェックをしましょう。どんな所にシミはつきやすいのか?風通しもしてから文庫(たとう紙)に入れて保管。あまりタンスの中に詰め込みすぎない様注意しましょう。

結婚式で振袖を着るのだが、シワがよっている。取れないか?

伺ったら明日ということ。業者にお願いできません。家でアイロンをかけるぐらいしかできません。低温で当て布をしてください。日にちがあれば業者でプレスをしてもらいます。タンスに無理に入れすぎるとシワの原因になります。

喪服を10年前に着用、その時白いものがついていた。着用後また箪笥にしまったが…

中年の奥様の話です。まず白い物はカビです。臭いもしたと思いますが、10年もまたタンスに入れてあればその箪笥の全てがカビだらけになっているでしょう。カビは一度発生すると完全にはとれません。昔の人はその為、年に1〜2回風通しをしてチェックしました。特に絹製品は水気を早く吸う繊維。大切に管理してほしい。

友達から借りた着物にシミをつけ、それをベンジンで処理したら輪ジミになった

早く直さないといけないと持参されたのはいいが、元のシミが以前からのシミかも解らず処理されたので職人さんに見てもらうことで、金額も報告することにした。我店の従業員は職人ではないので仕事はできない。シミの状況を仕事をされる方にくわしく報告することです。この場合は、古いシミかも解らないがシミを取ろうとしてベンジンで拭いたら輪じみができた。もう一ヶ所は醤油をつけた。オシボリで醤油は取れたがシミになった。借り物だから早く直してほしい。勝手な言い分ですが、まずは借りた人にシミをつけたことを話し、業者に出していることを話すことがよろしいかと思います。

着物にシミをつけられ何年も処置せず放置、着用直前に気づきシミヌキに出される。三日後に着たい

無理です。1ヶ月前に気づき出されて取れないシミもあります。撥水加工がしてある、加工がしてあっても取れないシミもあります。シミが取れていないと怒る人がいます。自分が放置したことがいけないのです。病気で言うなら末期がんと同じです。手術しても治らない場合もあります。着物を着用したら 半日でも風通しをして、自分でたたんでしまう。その折にシミの有無をチェックする習慣を心がけるようにしましょう。

成人式に着た着物を結婚式に着ようと思ったらシミがあった

シミに気付かず、タンスに仕舞い込んでしまうことがよくあります。着用後は最低2〜3時間は風通しをして、その後ヨゴレをチェックしましょう。食事をした時は前面部分、トータルでは衿・袖口・裾廻り、雨の日は泥ハネ等、又、汗をかいた場合は長襦袢の汗取りをした方がよい場合もあります。さて、今回の場合は着用後半年も過ぎていました。又、何のシミかも解らないということで、業者で調べてもらうしか仕方ありません。幸にも撥水加工が施してあるようなので、大事にはならないと思います。

着物の裾がはねる

原因は色々あるので答えようがありません。仕立の問題、これは着物は直線縫いだから、きちんと畳めれば、仕立の間違いではありません。着方の問題、着なれていないから起きる場合。着せ方の問題、寸法が合ってないから…と「はねる」原因が色々考えられます。きれいに着用するには、まず着なれることだと思います。

撥水加工をした着物をシミヌキに出したがシミが取れていない

撥水加工をしても処理が遅いとシミになったりします。又、何度も着用していると、シミの上にまたシミが加わり、シミをこすった状態にして持参される方がありましたが、それは病でいうなら末期ガンです。シミではなく、ご自分で染めた状態になります。直すのには高額になったり、直らない場合もあります。シミは早期発見早期治療をしてください。

夏の附下を着用したのだが、汗をかいたが、どうすればいいか?

まず陰干しをしますが、その前にシミの箇所をチェックします。汗は脇の他、背中・衿・袖口・裾廻りをチェックし、早めに着物屋へご持参ください。絹製品は水分を一番早く吸う繊維なので、早めの処置がポイントです。ポリエステルの品は家で軽く洗濯機にかければほとんどのシミは取れます。気になる様なら着物屋に見せて下さい。尚、購入時に正直屋では、縁加工(撥水・抗菌加工)をお勧めしています。ヨゴレがつきにくく、ついても安価でヨゴレが取れます。ご利用ください。

悉皆屋って何?

今でも営業されているお店もありますが、着物屋が取扱うことが多くなり、こんなお店も少なくなりました。悉皆とは現在のクリーニング屋さんと同じような仕事の他に、染・寸法直し・焼け直し等、毎日着用していた時代にはシミヌキの他に色々な仕事が出来る訳で、そのすべての仕事を商いとしてされていたお店です。仕立もご自分で縫われる方があれば洗い張り、スジ消しなどの仕事もします。紋直し、色替え、シミでも部分的なシミヌキ、丸洗いなど、お客様との対話によって色々な直しがある訳で、病院でいうなら総合病院のような仕事ですが個々で得意な仕事があり、自分で出来ない品はその仕事の得意な方への紹介などもしました。

祖母が私(孫)用に結び糸の白生地を残しておいてくれたが染め屋さんがやめてしまった。

生地の具合を調べ、シワがあったり焼け等を調べ、悪ければ練り直してから柄染めや無地染めをいたします。令和の時代になって柄染めのパンフレットは二種類しかなくなってしまいました。昔は小紋等は生地に染めた見本反もありましたが、私どもの店では利用していません。それでも今ならまだ色の好みも伺い、染めができます。もちろん撥水加工や仕立ても承ります。各店にてご相談下さい。

喪服を古着屋で買ったのだが、紋が違う

紋を変えることは現物を調べてみないと解りません。喪服をレンタルしたり、喪服の古着を購入したりは、昔はしませんでした。なぜなら、着物に悪霊が付いていたりすることを嫌ったからです。
古着屋さんがお寺の近くに多いのは一度寺で「お祓い」をしてから売買をしたからです。
現在でも、知った人からいただく古着は着用者がわかっているからと言われます。
昔は体の弱い子が生まれると、元気な子が着た宮参りの着物の端布をもらい新しい布につけるといったことなど、縁起を担ぐと言われますが、よくなることならどんなことでもする、悪くなることはやめたいと考える、人の思いですね。

振袖の袖付がほつれてしまったんですが、直せますか?
シミなどと同じく有料でお直しいたします。

振袖などは「袖」の扱いになれていないと、袖付けがほつれたり、シミができる場合があります。

【振袖でトラブルにおきやすい動作】
・イスに座り立ち上がる時に袖を踏んでしまう。
・階段の昇り降りの時に踏む
・車のドアに袖をはさんでしまう。
・袖をブラブラさせて走ってしまう。
・イスに座るときに袖を床にたらしてしまい、人に袖を踏まれる。 等

振袖など袖の長い着物を着用された後は、シミと同じく袖付もご確認下さい。

最近はお客様も着物に慣れていない方も多く、袖付がほつれたりすると仕立てが悪いのでは・・・と心配される場合もあります。
しかし、袖付のほつれや破れは仕立てのミスではなく、着用時の動作でおこってしまうことが一般的です。
着慣れると袖の扱いも動作もスムーズになります。

シミと同じく破れほつれも早期の対応が大切です。
また破れの具合などにより料金も異なりますので、着物専門店でご相談下さい。 正直屋各店でも承ります。

クリーニング屋さんに丸洗いに出したがシミが取れていない。

クリーニング屋さんと着物専門の悉皆屋さんとでは溶剤も方法も違います。ゆかたやウール、ポリエステルの素材ならクリーニング店で安価できれいに仕上げてくれます。絹(シルク)素材の品はシミの程度も話し相談してから、部分的シミヌキ又は丸洗いを決めます。現在は専門の悉皆屋さんも、少ないのでシミがついた品を着物屋さんに持参して相談し、やってもらうかどうかを検討するとよいでしょう。初めての場合は、見積もりを取ってもらうのもよいと思います。

着物にシワがついてしまった。

タンスに着物等を入れすぎると開け閉めの時に引っかかったりしてズレ、それがシワになったりしますので詰めすぎないようにしましょう。長い日々でついたシワは専門業者(悉皆屋)又は正直屋にご持参下さい。きれいに直します。ついでにシミのチェックもすると良いでしょう。

撥水加工について教えてください。

車のワックス加工と同じ様なものと考えてくださればよろしい。ワックスも高額のもの、安価なものと色々とあります。やはり金額によって、特に雨への対応効果は違います。着物にする撥水加工もメーカーによって値段も違いますが、基本的には水分は生地の上に載った状態になりますから、ハンカチでこすらずに取ればよろしい。ファンデーションや食べ物のヨゴレ等も上に載った状態にありますから、なるべく早い時期に購入した着物屋さんや専門業者に加工が施してあることを話し、又シミのついたところを報告しましょう。絹物はこんな処理がよろしい。加工が施してあるのにクリーニング屋さんに持参しては、シミの取り方も違い、加工を施した意味がありません。

シミヌキ代金を抑える工夫はありますか?

シミをつけない工夫は意識すること。特にヨゴレるポイントは衿です。平常、洋服姿なので、自然に頭だけ回転させ衿をヨゴしてしまいます。胴体を動かせば上に乗っている頭もいっしょに動き、そうすれば衿はヨゴレません。しかし常に意識し続けることは難しいので着物を着用する機会を多くすれば、自然に体が動くようになります。それまでは撥水加工を施した着物を着用することでシミヌキ代が安価に抑えられるよう工夫しましょう。食べこぼしにはハンカチを用意しましょう。雨の日には、雨コートを着用しましょう。雨コートの無い方は雨を早く取る為、ハンカチを1枚多く持参しましょう。着用の練習にはポリエステル素材の品がよろしい。何度でも家でシミヌキできます。

夏ももう終わり。着用後の着物はどうしたらいいの?

素材によって変わります。まず「ゆかた」綿の素材のものはクリーニング屋さんに出すか、家で軽く押し洗い。汗がぬければOKなので、家で洗った場合は乾いたら軽くアイロンをかけます。ポリエステルの品も上記と同じ。アイロンはかけなくても「シワ」はよりません。絹(シルク)の場合は着物屋さんか着物専門の悉皆業者に出されることをお勧めします。その場合、シミの種類(何でシミになったか?)又、汗をかいた?等を詳しく業者に説明してください。そしてシミの処置は早い方がよろしい。早期発見・早期治療が基本です。ベンジン等の処理をして、輪シミになってしまった等の場合は遠慮しないでお話しください。これも早い処置がよろしい。

知人から振袖を借りたが、きれいにして返したい。

上記の電話がお店に夏に掛かってきました。気持ちはよく解り、お礼とともにきれいにして返されることは、とてもよいことと思います。ただ、少し着物のお手入れ方を勉強されるとよいですね。
チェックポイント
①シミヌキ、丸洗いは着用後なるべく早く処理すること
絹は繊維の中で一番早く水分を吸い、又発散します。病と同じで早期発見・治療がポイントです。
②シミヌキ、丸洗いの方式でクリーニング屋さんときもの業専門の業者ではシミヌキの方法も溶剤も違います。安価を好むならクリーニング屋さんの方です。きもの専門の業者はシミの違いで溶剤を変え、処理します。
③持参する業者をよくチェックしましょう。お店選びは病院選びと同じ。着物屋でも色々あります。値段が解らない場合は多少経費はかかっても見積りを取ることです。

雨降り対策について教えてください。

平成30年の成人式は名古屋では雨でした。近頃の天気予報は1週ぐらい前ならよく当たるようになり、2〜3日前から、振袖用の雨コートが欲しいとの電話が何件もありました。振袖用の雨コートは着用機会も少なく昔から作られる方も少なく、着物屋さんでも在庫を置いてある店は少ないと思います。雨に対する対応策は事前に撥水加工を施しておいて、シミがついても安価で簡単に取れるようにしておく方法が一般的な対応策と考えています。
もし濡れたら、帰宅後早めにタオルで擦らないで水分を軽く拭き取り正直屋にご持参ください。病と同じで早期発見早期対応処置が一番の対応です。そしてなるべく濡れないようにしてください。次にゾーリですが、なるべく泥道を歩かない、事前にゾーリカバーを用意しておく。履いた後は水分をよく拭き取って陰干しをする等の処置をしましょう。

宮参りに着た着物を七五三に利用したい。

宮参りの着物を3才の女の子に利用する場合、平袖を縫い袖に丸みをつけます。肩・腰の縫い上げをし、紐をつけ半襟をつけます。宮参りの着物は7才用には小さくて利用できません。着物・長襦袢の上には帯結びにするか、被布コートを着用します。男子の場合は縫上げ等後、袴をはかせます。3才用・5才用とあり、身長に見合った品を利用、羽織を上から着用します。直しには、2週間ほどいただいていますが、早すぎると身長が伸び、丈が短くなってしまうし、ギリギリでは忙しく着用日に間に合わない場合があります。着物屋さんと相談されると良いですね。

留袖を購入したのだが、着用すると裾がめくれる。

サイズ等を調べたり、裏素材のチェックをしたり、畳んでみるときちんと納まるので、仕立ての問題ではなさそうです。作られた年数がずいぶん経ち、体のサイズが変わった、着付の仕方が悪かった等が考えられます。違う着付師に一度着せていただき、様子を調べてみましょう。又、長時間着用していれば、どうしても着物は直線縫いで作られたものなので、乱れてきます。着慣れれば綺麗に着装できるようになります。所作、歩き方によっても着姿は変わります。原因が何かはなんども着用してみなくては解りません。手で作られた品ですので、ミシンで作られた品のようには、まっすぐにはなってない場合もありますが、手縫いだから、多少の伸び縮みで破れたりしない利点もあります。ご検討ください。

友人から振袖一式を借りたのだが式当日にゾーリの裏がめくれてしまった

古いゾーリを久しぶりに履くとこんなことがたまにあります。目安は10年ぐらいでしょうか?
雨の日に着用した時は水分をよく取っておくと良いでしょう。砂利道を歩いたりした時も注意しましょう。
裏が剥がれるのは、接着剤のせいかもしれません。近頃の糊はそんなことも少なくなりましたが、保管場所や利用回数によっても、ゾーリの程度は変わります。
履く前に調べてから利用しましょう。

祖母が絞りのゆかたを作ってくれたけど、着用後はどうしたらいいの?縮まないかな?

絞りのゆかたは素敵ですネ。
名古屋では有松とか鳴海とかが絞りで有名で、昔はよく着用されました。近頃は値段も高額な為、昔ほど着用される方が少なくなりましたが、とてもオシャレです。
着用後はできるなら着物屋さんで洗っていただくといいでしょう。これまでの経験で、クリーニング屋さんに出したら、プレスされて絞りが伸びてしまったという苦情が多くありました。絞りでなければクリーニング屋さんでもOKです。

シミヌキに出したら高額だった。

高額だった原因は色々考えられます。
㋑古いシミの場合
㋺マジック・ワイン等、取れないシミの場合
㋩シミの原因が何かわからない場合
㋥日ヤケ等で完全に変色してしまった場合
㋭業者が悪い場合
色々な原因がありますが、まず仕事をしてもらう業者をよくチェックし、信頼の置ける業者に託すこと、仕事をする前に見積もりが取れる業者なら見積もりを取ってください。(見積もり料がかかるかもしれません)
商品を調べずに金額を言う業者は仕事もいいかげんと思ったらよろしい。仕事にかかったら、その業者を信用することです。汚れが取れなかったりした場合は、きちんと病と同じ様に説明してくれます。

タンスにしまってしばらく着ていなかったら、着物の八掛がたるんでいた。

八掛とは、女物の袷着物の裾や袖口の裏につけている生地のこと。

タンスにしまいっぱなしで、着用しようと着物ハンガーに着物を掛けたら、裏がたるんでいたりすることがある。
振袖、留袖や訪問着で、表裏の生地が同質の品はそういうことは少ないのだが、大島や鬼しぼちりめんの小紋等、表地と八掛の品質が違う品は生地の収縮率の違いで、時々お客様から注意された。

この場合、仕立屋さんの仕立方での問題、生地の製造工程の段階での問題等や、又、保管中の湿気の問題等があげられるが、早くたるむか遅いかの違いぐらいで、結果的には、いつかはたるむ。
生地の収縮率の違いだから仕方がない。
なるべくガード加工(正直屋では縁加工)をかけることをおすすめする。
だが加工しても、ジュースをこぼしたなどの水分に対しての撥水性には効果があるが、蒸気や湿気などに対しては縮みを防ぐことはできないことも理解しておく必要はある。

着物は湿気を一番嫌う、それは着物だけでなく洋服でも同じことです。

長襦袢が汚れたのだけど・・・

丸洗いやシミ抜き、洗い張りなどが必要かもしれません。

長襦袢は下に着るものだから、見えないからということで、汚れてもそのままにしていると汗が変化し生地が傷んだりします。出来るなら時々汗ぬき等をすると良いでしょう。

先日もお客様からお預かりした長襦袢、一度もシミヌキ等もしておられないので、悉皆屋(しっかいや)でチェックしてもらったら、丸洗い代金+シミヌキ代金で22,000~25,000円ぐらいかかるとのこと。
それまでかけても新品の様にきれいにはなりません。
結局丸洗いだけで我慢していだくことにしましたが、裏生地が黄色に変色したり、裏生地まで汚れが写ってしまったとなると、洗い張りをして仕立て直しをする訳ですが、そうなると裏生地代金プラス仕立て代プラス半衿代金となり、相当の金額になりました。

昔なら、洗い張りも仕立ても自分自身や親がしたりして、その費用もかかりませんでしたが、現代はそんなお客様は少なく、針を持ったことのない人ばかりです。
半衿つけも出来ない方が多く、それがあたりまえの時代です。

既製品なら安価ですが、その場合は生地がポリエステルだったり、寸法が合わない等の欠点も出てきます。

着物をきれいに利用するには、シミがついたら早く処理をする。
陰干しをし汗を必ず抜く等の心がけが必要です。
又、時々は業者に持参してチェックしてもらいましょう。(チェックだけなら無料です。)色々と相談にのることもきもの屋さんの仕事です。

足袋(たび)の洗濯はどうしたらいいの?

足袋は自分でも洗えます。

私はほとんど毎日着物を着ています。肌着や着物等の整理や洗濯は女房にやってもらいますが、足袋だけは女房のものも私が洗っています。
方法は大体以下の様です。参考になるかな?
私は夜の入浴時に洗います。

1.ぬるま湯につけておくと良いでしょう。
2.固形の洗濯石鹸をタワシに塗り、地にあたる部分を洗いこすります。
次に外にあたる部分を洗い、一度ゆすぎます。
もう一度地にあたる部分を洗います。
※鼻緒にあたる部分は歯ブラシで洗っても良いでしょう
※指を足袋の内側に入れて外をこすると良いですね。
3.ぬるま湯できれいに3~4回すすぎます。
4.脱水した後、ひっぱって小ジワをとります。
5.足首の金具のない部分を洗濯ばさみでとめて干します。

以上、洗濯屋さんに出される方も多いですが、自分で洗ってみるのもよい経験になりますヨ!!

着物をクリーニングに出したら金彩が取れてしまった。

現在は少なくなりましたが、以前私のお客様で経験したことがあります。

『なぜそんなことが起こるのか?』
原因として、ドライクリーニングの溶剤と金彩に利用した接着剤が不適合だった可能性があります。

私のお客様の場合は、振袖の金彩が取れてしまったのですが、たまたま同じ型紙があり、もう一度金彩を染めてもらい、新品に戻りました。
戻らなかったら大変なことになっていました。

しかし現在の着物は接着剤の研究がなされ、この様なことはほとんどありません。

着物を何度も着れば汚れます。
部分的に汚れれば、そのシミの原因を聞いてシミヌキをします。
全体的に汚れれば本来洗い張りをすることで元の反物の状態にして水洗いをして全体のシミを取り、又仕立て直しをします。
現在は自分で縫われる方が少ないので、高額な仕立代を出さない方法・・・つまりドライクリーニングで着物を丸洗いされる方が多くなり、このようなトラブルもおこるようになりました。
シミヌキに出す場合は、購入された呉服屋さんに出されるか、高額になるかもしれませんが責任あるシミヌキ専門業者に出すことをお勧めします。

※金彩がたとう紙に付着して取れてしまった場合も、同じ様に防虫剤と接着剤が化学反応して、たとう紙に付着したものと考えられます。

着物にシミをつけたのですが、パールトン加工がしてあります。

パールトン加工とはパールトン社が行っている加工です。
他に加工ではガード加工、はれやか加工、ストレッチ加工等、各社それぞれ名前をつけていますが、
当社では縁(えん)加工という加工を施しています。それぞれ使用する液が違います。当社では、抗菌撥水加工もプラスしていますので、カビ防止の保証もしています。
さて、パールトン加工をされているとのことなので、シミヌキは簡単に出来ます。ただしホームページにも説明している通りシミは病と同じですので重病の場合はとれない場合もあります。

早期発見、早期治療が一番大切です。
ただし、毎回シミヌキに出す必要はありません。期間が開く場合はシミの箇所を調べて業者に報告下さい。一度購入された呉服屋さんでチェックされてみては?
当社でも取り扱います。お近くの正直屋各店へお出かけ下さい。

「紋」のまわりが四角に色落ちした。

よくある原因としては、下記のものがあります。 ・和紙が特殊でその紙質が染料と反発した ・防虫剤が原因 ・陰干しをしていない。

今回の黒留袖の色落ちの原因は分かりませんでした。

着物の紋は京都の専門業者に出したところ、よ~く観察すれば気付くかな?ぐらいまでに直りました。
96~97点かな?これ以上は無理との見解でお仕立てをして納品いたしました。
専門家の職人さんにお願いするのが一番いいと思います。

パスタソース等の油のシミは水で拭いてはいけないって本当?

本当です。絶対にダメ!!です。

水で拭くのもダメですから、「おしぼり」で拭くのもいけません。

パスタソースは油性のシミになります。通常シミを取る場合は水溶性のシミをとってから油性のシミをとります。
この工程が逆になってしまうと、油性のシミは落ちにくくなり、シミが残ってしまうのです。

昔購入した留袖の箔がポロポロととれてくる。

長い期間利用されていると箔がとれてくる品もあります。

このような品は 1.糊が悪い場合 2.糊と防油剤が化学反応してとれてしまった場合 3.カビによる剥(は)がれの場合 などが考えられます。

使用されている箔によって直しの値段も違ってきますので、信用のあける専門店に見せて相談されることをおすすめします。

加工によっては、新品を購入された方が安価な場合もあります。

サイズ相談

私のヒップが大きすぎで普通の袴が利用できない。オーダーだとどのくらいかかるか?

振袖や卒業袴のオーダーの問い合わせがよくありますが、サイズによってオーダーではなくても良い場合も有り、IT等で調べ、どうしても無い場合にオーダーを考えたらよろしい。金額はお買上げ価格と同じぐらいと思われた方がよろしい。

卒業式袴をレンタルしたい。身長160cmヒップ128というと無いと言われる

普通ヒップ120ぐらいまでしか女袴の既製品はありません。ただ、過去にそういうサイズの注文を受けたことがあるお店も有り、在庫を持っている場合も有りますのでインターネットで調べてみてください。正直屋ではオーダーも承ります。3ヶ月ぐらい期間をいただいています。

卒業式に出席したいがラージサイズでないと着られない

その都度「気の向くまま」「日々思うこと」に書いていますが、振袖はピップ130、身長1m85、卒業袴はヒップ120までなら色数は少ないが既製品がありますが、それ以上だったり、身長の低い方は、柄の小さな品を選ぶとかになり、誂えの場合は色柄選びにも日数がかかるので、早めに着物屋さんと相談されるといいでしょう。

足袋を履いたら右親指がいたい

以前にもお答えしましたが、足のサイズ、姿にも色々あります。大小、足の指が長い、足幅が広い、長細い、甲が高い等。足袋にも色々な特長を持ったものが作られています。足袋を購入された時に一度履いてみることをお勧めします。正直屋には色々な種類の品を揃えていますが、無い場合はお取り寄せします。又、足袋を購入・試着の場合はなるべく「ムクミの無い」午前中がよろしい。

先日着物屋さんで「タビ」を購入したのですが履けない

昔は別誂えで職人さんに「タビ」を作ってもらうキャンペーンも行っていましたが現在はやっていません。普通販売されているタビが履けない方は結構多くいます。甲高の人、足巾の広い人、私は親指と人差し指の間が深く、既製品ではやはりダメです。少しぐらいのことでしたら、一番上のコハゼをはめないで履いてもよろしい。又、特別に甲高の人用、足首が太い人用、足巾が広い人又狭い人用の品等、正直屋では、色々なサイズの品を用意しています。ご相談ください。

私は外反母趾で足袋は履けない

外反母趾でも軽い症状の方はその方にもよりますが、巾広のサイズで履けたり、甲高の品で間に合う場合もあります。足袋にもいろいろ種類がありますので、サイズだけで購入するのではなく、できるなら履いて確かめることをお勧めします。それでもダメな場合は、ソックス調の足袋もありますので、ご利用ください。
★参考:「正直屋縁」「毎日着物-足袋」をお調べください。

母の振袖が昔デパートの逸品コーナーで購入した品で、私もとても気に入っています。一度調べてほしい。

お母さんとお嬢様の身長差が10cm程あり、身丈と裄を直した方がよろしい。とてもきれいに着られていて、又保管状態も良く、時々虫干し等で風通しもされているとのことで、生地もしなやかで丈夫。こんな振袖を見るととてもうれしく思います。悉皆専門の京都の業者で洗い張り、スジ消し等をして、胴裏は少し黄変しているので交換します。同じように長襦袢もサイズ直しをしましょう。半衿は今は刺繍の品をつけます。重ね衿も変更しましょう。その他小物等(帯〆、帯あげ、ゾーリ、バッグ)は仕立上がった折に試着していただいて決めれば良いと思います。

昨年夏にお祭りや花火で着物好きになりました。お母さんの着物を安価で私のサイズに直したい。

お母さんもきっと喜ばれると思います。仕立上がりの着物を見せていただいたら、やはり古いシミ等があり、サイズも身長が8cm違っていたので、洗い張り後、仕立は海外仕立てでお願いしました。裏生地も黄変していましたので交換しましょう。やはり絹がいいと思います。八掛は洗い張りをして再利用いたします。もっとお値打ちにしたいということであれば、裏生地の交換はガマンしていただき、シミの部分だけ、シミヌキをしてきれいにします。身丈直しはガマンして、裄だけは長襦袢サイズに合わせ直します。お金をかけない工夫は色々。予算を言っていただき、出来るだけ安価で新品に近い状態になるよう相談いたしましょう。

七五三の着物は大きくなっても着られますか?

七五三の着物も種類によって、多少違います。

1.宮参りの着物(初着)を利用された方(女の子)
宮参りの着物を3才の時に裄・身丈直しをして利用します。しかし次の7才では利用できません。
もちろん成長の度合いにもよりますが、お正月、ひな祭り等にも着せてあげるとよろしいでしょう。

2.宮参りの着物(初着)を利用された方(男の子)
男子の場合は数え年の3才、5才と利用します。袴をはきますので、身丈が多少短くなりますが利用できます。
3才が終わったら、できるならお正月も着せ、その後は肩縫い上げ、身丈縫い上げをとって保管し、次の5才の時に又利用します。
5才の時には羽織も着せてあげるといいでしょう。

3.3才用の既製品を購入された方
きものも被布コートも7才では利用できません。
身長の伸び方によって着られる年数が変わりますが、その都度身丈・裄直しをして、お正月や雛祭りなどに着せてあげて下さい。

4.3才用の小紋等を別誂えで作られた方
この場合は、内あげ・外あげで身丈・裄を調整してあります。
丈直しをすれば5才、7才と利用できますが、洗い張り、仕立て直しをしなくてはいけない場合があります。
着用される本人の身長等にもよりますので、呉服屋さんと相談下さい。

5.7才用の既製品を購入された方
身長の伸び方によって着られる年数が変わりますが、その都度身丈・裄直しをします。七才以降もお正月や雛祭りなどで着用できます。

子どもの着物姿は可愛いですネ。汚れを気にしないでなるべく回数を多く着せてあげて記念写真に残しましょう。
10年後、20年後、30年後に親との絆の大切さを写真からも感じとって感謝してくれる時がきっときます。
だから写真も祖父母、親戚の方々と・・・
『この人だあれ?』
「この方は○○さんでネ、あなたをすごく可愛いがってくれたのヨ!!」と
言ってあげて下さい。

仕事で着物を着るので安価な古着を購入するのですが、寸法が合わない。私は身長158cmです。

古着は仕立上がっていて安価なので気軽に購入できる利点があります。しかし、あなたのサイズで作られた品とは違うので寸法が合いません。寸法を合わせたいのなら、着物のサイズの勉強をして、メジャーを持参して買いに行くと良いでしょう。普通柄やジミ・ハデをメインに購入してしまうことが多いと思われます。身長が1m50cmで着用されていた人の古着であれば、あなたが1m58cmの身長だとすると、身丈や裄も自然に短く、大きくサイズ直しをしなくてはいけません。仕上りサイズが短く作ってあって丈がでない場合、古いシミが有り、とれない色焼けしている場合はそれを直してからのサイズ直しになります。又、短いままで着用してしまう、そんな方も多いでしょうが、購入する折にサイズチェックさえしておけば自分のサイズに合うかどうかが解ります。古着はどちらかというと短いサイズで作られていることが多いので、身長の高い方はポリエステル素材の仕上品のLサイズを着用された方が良いかもしれません。もちろん仕事の内容にもよりますが、絹(シルク)でなくてはいけない仕事の場合は、別誂えで新調されることをおすすめします。

子供が7才の時に、長く着用できるよう反物の小紋柄で作ってもらった。十三参りに着られるか?

反物といっても、3丈物と2丈5尺の物があります。洗い張りをしてみないと解りませんが、ご本人の身長が1m40cmぐらいなら、大抵作れると思います。仕上り品を見て調べてみましょう。こんな場合は対外内揚げと外揚げをして調節し、揚げをとることで、8才9才と着用してゆきます。外揚げが無くなったら洗い張りをします。その時にどのくらいの身長まで対応できるか解ります。とりあえず、着物屋さんに着物・長襦袢を持参して調べてもらいましょう。

「仕上りゆかた」を購入したんだけど大きい気がする。私は身長1m48cmです。

仕上がりゆかたは普通1m60cm使用で作られています。
若い方は寸法のことをよく知らないので平気で着用されていますが、前後5cmぐらいなら、ちょっと大きい・ちょっと小さいで着られますが、12cmも低いと寸法が大きくて着ずらいでしょう。
ちょっと高額になりますが、反物から作る方法又は着物屋と相談して、サイズの小さい仕上りゆかたを探してもらうとよいでしょう。

普段3Lサイズの洋服ですが、振袖は着られますか?

大丈夫です。振袖も着られます。

現在の振袖は[生地の幅も広く]作られていて、身長も175cmぐらいまでなら別誂えということもあまりなくなりました。
ただ体型によっては振袖を別誂えで生地から織り染めた方がよい場合もあります。その場合は振袖にあわせて長襦袢も作ることが可能です。

体型に合わせて、袋帯も普通の約4mのものよりも30cmぐらい長く織られた品を選び、帯〆・帯あげも長尺の方が良いでしょう。
又、足袋(タビ)も、サイズ・幅・足首などで既製品が合わない場合もあるので一度その場ではいてみると良いでしょう。

腰ひもが一廻りしかできない。長さが足りないので困っています。

長尺(2m30cm前後)の腰ひもがあります。
その他にも「3本の腰ひもで2本を作る」(3mぐらい)ことで2廻りが余裕を持ってできるように対応できます。

ふくよかな方や、妊娠中の方などは普通の腰ひもでは一重しか廻りません。

洋服やズボンに利用するベルトは一重なのに着物は二重にこだわっています。
もちろん紐(ひも)自体一重より二重の方が「きちんと縛れる」という理由もありますが、古来日本人は長い品=長寿をイメージし、お祝いの品にと帯を贈りました。
厄払いにと7色の伊達締めをプレゼントしたり、帯締め等を贈り物に利用したのも長生きしてほしいという「お願い」の気持ちのあらわれでしょう。 次の世代に教えておきたいことです。

特別サイズの人用に、ピッタリの小物はありますか?

草履(ぞうり)などは、できるだけ既製品からお探しします。またオーダーメイドでつくることもできます。

草履のサイズの大小や、身長の低い方だとサイズも小さく踵(かかと)の高いものを欲しいと言われる方が多いてす。

特別サイズの注意点です。 1.気に入った品を探すのには時間がかかります。 2.値段が普通より高額になる場合が多いです。 3.品揃えはどうしても少なくなります。

ただ、洋服でも思いがけなく値打ちにお気に入りの品が見つかることもあるので、色々な店で商品をチェックすることを心がけるようにするのもポイントです

リフォーム関連

親父の着物がたくさんある。何か作れないか?

男物のブレザーに作られた方があります。洗い張りをして生地の状態に戻し作ります。シルクだから軽くてとてもいいですよ!!別誂えになりますから、サイズも計ります。

私の祖母の着物がたくさんある。私の孫に着せてあげようと思っているのですが、祖母は1m55cmでした。孫は1m58cmの身長です。

お話を伺ったら大島紬のようです。4世代前の品なので管理方法によっては、糸がもう弱っていて使用できない場合があります。絹は基本100年でダメになります。その場合は季節ごとに風通しをし、管理されている場合で箪笥に入れっぱなしの品は、しなやかさが無くなり、強く引っ張ると、引けたり破れたりします。又、糸も弱っているので使用する場合、一度きれいに解いて裏生地も変え、仕立直しをおすすめします。まずは専門の悉皆屋さん、又は着物屋さんと相談されると良いでしょう。

母が父と出掛ける折によく着用していたお気に入りの本場大島紬をわたし用に作り直したい。

よほど気に入っておられていたのでしょう。八掛も破れています。当時は紬地の八掛でしたが、丈夫なチェニーの八掛に変えます。洗い張り後、シミヌキ代が安価になるよう撥水加工(正直屋では縁加工という)を施しておきます。身丈は十分に取れるよう作られてますが裄はいっぱいで作ります。以前は常着は今のように長くは作らなかったから、お客様には十分なサイズです。常に着用される方は袖が汚れにくくするには袖丈を短くするか裄を短くしたものです。着用姿が楽しみですね。

祖母が結んでくれた結び糸の反物があるのだが…

昔は指を使うことで健康に良いということで結び糸がよく売れました。糸を結んだらそれを反物に織ってもらい、それから柄染めをし、仕立をする。仕上がりに半年も掛けて、その間ワクワクして、仕上るのを楽しみに暮らしました。生活が洋風化・スピード化し、現在はそんなお客様も少なくなりました。令和の時代になり、本年時限りで大きな柄染めの染屋さんが生産をやめることになります。しばらくは金額は高額になりますが、続けられるそうですが、廃業の準備を進めるそうです。もし柄染の予定があるようでしたら令和1年の間にご注文されますように!!

お母さんの振袖を着用したい。だけど古いシミや黄色く変色しているような気がする。直るかしら?

お客様の会話で直しに出せば新品になって戻ってくると思われている様なのでお断りしました。洗い張りをしても黄変やシミは完全にきれいに新品になって戻ってくる訳ではありません。いつも言うように、病と同じで重い病、つまり古いシミは完全にきれいになりません。シミは早く治療すればきれいになります。(例外もあります)病でも早ければ直ります。しかし手術をすればキズは残ります。新品になるはずがありません。早く治療しなかったのが悪いのです。絹物は水分を一番早く吸う繊維、シミを一番早く拾う品。しかし動物性繊維として、体には「しなやかでやさしい」繊維です。良い点は利用し、欠点は理解し補うことが必要です。

昔、着物屋さんに勧められて寿光織の白生地を購入。色無地に染めたのだがハデになったので染替えがしたい。できるなら柄染にしたいのだが?

一度生地を見てから検討しましょう。染替えには生地をバラバラにほどき、洗い張りをしてから染替えをしますが、商品が傷んでいたり(日焼けがひどい、古すぎで生地利用できない、シミがあり取れない)する場合はその直し代金もかかる場合があります。商品をチェックし、業者で調べていただき、生地の具合がよければ染替えいたします。この場合見積りも出せますので、係にお尋ねください。柄型はその際に選んでいただきます。

母が亡くなる前、この着物は結城紬と言って高額な品で亡き父がプレゼントしてくれた品だと言っていた。私もそろそろ着物が楽しめる年齢になったのでサイズ直しをしたい。

とても良い話を伺いました。着物は思い出深い品がたくさんあります。お母さんもきっと喜ばれることでしょう。身長は10cmほど娘さんの方が高いと言われましたが、着物好きだったお母さんは、そのことも考え「「託し(おはしょり)」(お腹の部分に残布を入れて仕立する)に十分入っていたのでお嬢様の寸法に十分に仕立上りました。汚れもなく丁寧に何度も着用されていました。こんなことで夫婦の仲睦まじさや子供の愛情もわかるのですね。

洗い張り とはなんですか?

着物を反物にとき解いてきれいに洗い、着用できるよう縫い直す作業のことです。

近ごろは少なくなりましたが、紬や大島、小紋等を、

卦(け)の時(常なりとも言う)普段の日によく着物を着用される方は、2~3年に一度着物を洗い張りします。

着物は直線縫いですので、そのおりに、太ったり痩せたりして体型が変わった方は身巾・裄(ゆき)を直します。
特に膝(ひざ)のあたりは座ったりして繊維も傷んだりしているので、最悪は前後を交換したりしてリフォームします。
結城紬などは新品よりも洗い張りした品の方が風合いも、やわらかくなり着やすくなるので洗い張りは特におすすめです。
裏生地(胴うら)も黄ばみがある場合は交換します。

着物の洗い張りをしたい

洗い張りをされる人も少なくなりました。洗い張りとは、仕上がった着物を全部ほどき、洗い、もう一度仕立て直す作業のこと。全部バラバラにし、洗剤をつけたタワシで洗います。上手な職人さんが洗った生地はまったくきれいになります。これをすると繊維自体も元に戻るので、特に毎日着用されている人の膝の部分は、元の丈夫な生地に戻ります。又、仕立の折に上前(うわまえ)と下前の生地を交換すれば新品と変わらない風合いになります。
近頃は仕立も日本人の職人さんの高齢化が原因で仕立される方が少なくなり、料金も高くなりました。安価で仕立をお願いするなら、海外仕立(中国・ベトナム)でお願いすれば、仕立期間が2ヶ月ほどかかりますが安価に出来ます。
日本の着物は直線縫いで作られています。何度でも作り直しが出来るよう考えられたものです。こんな便利な着物をもっと利用したいですね。
幸せな社会で育った我々には、そんな先祖の因子が残されているのです。時には先人の「もったいない」という心構えを味わってみるのもいいかな?

別誂で仕立てをお願いしたら高額だった。仕上り品は安価なのに・・・?

昔は仕立物はほとんどが日本人が仕立していました。
時代の流れで生活様式も変化、着物着用が少なくなれば、仕立物も少なくなり仕立屋さんも少なくなり、仕立代も高くなります。
仕上り品(プレタ)は中国・ベトナム等で仕立てをしてましたから、別誂仕立も同様に海外仕立てでやれるようになり、特急品でなければ日本人仕立より安価で注文できます。
ただ、誰が仕立をしているかも解らないので当店ではレンタル品等は海外仕立をしていますが、それ以外はほとんど日本人仕立でやっています。
仕立屋さんも高齢化が進んでいるので、今後仕立屋さん探しも難しくなってくるでしょう。

昔作った色無地の着物がハデになったので染め替えをしたい。

色を新しくするには、まず仕上りの着物を解き(ほどき)反物の状態に戻します。洗い張りという作業で綺麗に洗います。その時にシミ・ヤケ等をチェックし、直さなくてはいけない場合はシミヌキ等の作業をします。
八掛、胴裏等古くて変色したり、生地が利用出来ない場合は交換します。利用できる場合は一緒に洗い張りをします。
色を決め染色します。薄い色から濃い色にする場合は薄い色の上に濃い染料で染めます。
濃い色で染められた品は色ヌキをしてから染めます。
仕上ったら仕立ての方に回します。

古着屋で購入した着物を仕立て直したいのですが?

着物のサイズを調べ本人のサイズに直せるかを調べます。古着というだけで、どのくらい前の品か解りません。生地の問題・シミ・カビ、色ヤケ等の問題、どこまで新品にできるかは商品を見てみないと解りません。
以前に水商売の方が古い古着を持参され、クリーニング店で洗ってもらったが、きれいにならなかったと苦情を言われていたが、ご自分もきれいに利用されていない方でしたので、シミヌキをことわりました。
業者に出しても、シミの程度により、取れない場合があります。シミは病と同じ。本当に着物の好きな方は、常に丁寧に大切に扱います。シミも早期発見、治療をしていれば悪くはなりません。出来るなら、信頼のおける「きのも屋」を見つけ、その係りの人と色々と相談し、勉強すると良いでしょう。

祖母(身長148cm)が着た振袖を孫(身長162cm)に着せたいのですが?

無理なポイントが色々あります。それを承知で着られるのなら、問題ありません。
●ポイント1
2代前ということは、40〜50年前の品ということで、生地自体が利用できるか?裏生地も茶色に変色しているのではないか?
●ポイント2
身長がずいぶん違うので、仕立て直しをする必要があります。袖丈もお孫さんのサイズとしては短くなることが考えられます。
●ポイント3
現物の振袖を調べて見ないと解りませんが、古いシミやカビ、虫くい、変色等でサイズ直し代金が高額になる場合があります。 とりあえずは、上記のポイントが問題点ですが、業者(きもの屋、悉皆屋さん)へ持参して、調べてもらいましょう。

お母さんの振袖が着たいのですが?

お母さんの振袖着用をきもの業界では『ママ振』と呼んでいる。
20~30年くらい前の振袖を着用することになる訳です。
身長が同じくらいなら直す部分はありませんが、最近は裄(背中心から袖先までのことを言う)を洋服感覚で着用される為、お母さんが着用されていた頃より5分~1寸長く作ることが多くなりました。
気になるようならきもの屋さんと相談して直して下さい。身長差が5㎝以上、ヒップのサイズが10cmぐらい違う場合は全体的に直す必要があります。
この場合もきもの屋さんに振袖、長襦袢を持参し一度試着し寸法直しを検討された方がよろしい。
基本的な作業は洗い張り、シミヌキ、仕立ですが、裏生地はもし茶色に変色している場合は交換をおすすめします。
ついでに撥水加工もされておくとシミヌキの場合に安価で取れます。

亡き母のきものがたくさんあるのですが・・・

洋服にリフォームするのもよいでしょうが、できるなら着物で・・・

着物は「仕立てなおし」を行うことにより、自分の身長・体型に合わせた着物に直すことができます。

また「染め替え」で着物の雰囲気を一新したり、同時に「洗い張り」を行なうと汚れもとれ、新しい生地のようになります。

「仕立てなおし」は、夏の前(5、6月)が仕立て屋さんが暇で大変よろしい。ゆっくりと丁寧に仕立てをしていただけます。

近頃は古着が流行で、古着屋さんが大変にぎやかです。
名古屋では大須界隈にたくさんお店があります。それはなぜかというと、昔は着物に悪霊が憑く(つく)のを嫌い、特に古着については『お祓い』をしてから着物を着たのです。
大須には大須観音があり、本来業者は購入した古着を近くの観音様で一度お祓いをしたのでしょう。
つまり悪い霊がついた衣服はそこで厄払い、厄落しをしてから販売されたのです。お年寄りが喪服をレンタルにしたがらないという話も、この様なことからかもしれません。

さて、お母さんの着物には『思い出』がたくさん詰まっています。
あなたとの懐かしい楽しい思い出も・・・できるならそれを次の世代に繋げてゆければいいですね。
物の大切さ、リサイクル、それが『心の豊かさ』だと思うのです。

自分が着た振袖を娘に着せたいのですが? 153cm→162cm

寸法直しをすれば、着用できる場合もあります。

振袖の場合、身丈は十分に直せると思いますが、裄丈(ゆきたけ:巾)は着物の関係で一尺8寸ぐらいまでしか広く出来ない場合もあります。
(近頃の品は1尺9寸でもOKの品もありますが)
もちろんこの場合絵羽柄で仕上がっている振袖の場合の解答です。

もし反物総柄の小紋等でお母様が仕立てされていた商品ですと、身丈・裄丈とも、もっと短くなる場合もあります。
どちらにしても現品を見なくては寸法直しができるかどうかわかりませんので、店舗にお持ちいただきます。

寸法直しの方法 1.振袖・長襦袢の両方をチェックします。
2.着物を解き、シミや日焼けがないかチェックしながら洗い張りをします。
(しみ・日焼け等がある場合その箇所を直し、刺繍のほつれ等もこの時に直します。)
3.ガード加工(縁加工:防汚・防カビ・防水)をして仕立てなおします。

代金 シミ・日焼けの有無によって変わります。店舗に着物をお持ちいただきお尋ね下さい。

お母様の大切にしている着物をお嬢様が着用するというのは、大変素晴らしいことだと思います。ぜひ、正直屋にご相談ください。お仕立て直しも承っております。

私の色無地を娘用に仕立直したい。 158cm→165cm

お話を伺ったら、お母さんが1m58cm、娘さんが1m65cmでした。身長差が7cm違うので、身丈も裄(ゆき)も直さなければなりません。

身長の高い人の品を、低い人用に直す場合(短くする) 表面を見ただけで、日焼け、傷状態が分かるので、仕事としては、仕上がり品を解き、洗い張りをし、仕立て直しをします。もちろん汚れや傷があれば、仕立の前に直します。

身長の低い人の品を、高い人用に直す場合(長くする) 隠れた部分のチェックが必要になります。
特に裄、身丈直しは隠れた部分と表に出ている部分の色が変わっていることが多く、その場合色あわせをして直します。
直さないとラインが出てしまうのです。(日焼けした所と焼けていない所の差が色が違って目立つ訳です。)
身丈直しは、生地に『たくし』『八掛け部分』に縫い上げ等の余分がなければ出来ません。
もちろん仕上がった着物の解き(ほどき)をしなくては、余分が分からない場合もあります。

色無地の場合の直しはそれほど難しくはありませんが、訪問着等の柄物の直しは大変で、高額になります。
紋が入っていたりする場合はもちろん、その紋を利用したい場合、身丈が長くならないということもあります。
基本は直す方のサイズに出来上がるかどうかが一番の問題ですので、難しいことは業者と相談して下さい。 着物は何度でもリフォームできます。色々と検討してみて下さい。

収納

タンスに入れっぱなししたら、シワがよった。

長年のシワはアイロンでは取れない場合があります。正直屋にご持参ください。シミと同じで専門業者に出して取ってもらいます。シワのよらない工夫としては、無理にたくさんつめすぎないことです。つめすぎると、ズレて押され、シワの原因になります。

衣替えにすることは

日本は平安時代から伝わる「衣替え」の風習があり、6月・10月にタンスの中のチェックをしてきました。特に絹物は動物性繊維なので風に当てることで生き返る。ついでに袖口・衿などのシミのチェックもすると良いでしょう。又、引き出しに無理に押し込まないようにすれば着用時にシワのない着物が着られます。予防には防湿剤(シリカゲル)を一番下の引き出しに入れると良いでしょう。茶道では風炉を5〜10月とし、炉を11月から4月として、季節を分け、茶道具・着物等も替えました。詳しくは茶道を習うとよろしい。

箪笥に入れておいたのだが、着ようと思ったらシワがついていた。

この場合、箪笥に多く入れすぎて、出し入れの時に着物が居ざり「しわ」になる場合があります。あまり詰めすぎないことです。

着物の収納について

湿気に注意しましょう。特に新しいマンションは、クローゼットのお客様も多く、その場合は、どうしても結露がおこりやすいので、その場合は防湿材を入れるとよろしい。着物に一番良いのは、昔ながらの桐箪笥です。箪笥の後ろ、下段の部分に空間があるので、湿気防止をしてくれます。又、桐自体が湿気を予防してくれます。尚、箪笥の中段あたりにあまり着用しない婚礼用品(留袖・訪問着など)や葬式用品(喪服)を収納し、下段にはウール・ポリエステル・綿の製品を収納します。防湿材は下段の一番下に入れるとよろしい。防虫剤を入れる場合は匂いのしないものを箪笥の中段あたりに入れます。防虫剤は一種類だけを入れます。二種類にすると化学反応をおこし、シミになる場合があります。

大切な着物をいつまでも美しく保つには?

購入時、絹物なら正直屋縁加工をおすすめします。(撥水・抗菌加工)
畳紙(着物を入れる文庫紙)は和紙がよろしい。タンスに無理に詰めすぎないようにしましょう。(タタみジワがつく場合があります)タンスはできるなら桐素材がよろしい。お召しになった後は、2〜3時間風通しの良いところで陰干ししましょう。その時にシミの有無のチェック(特に雨天で濡れた場合は水分をタオルで取り、ドロハネ等のチェック。他では食べこぼしのチェック、衿・裾・袖口のチェック)
収納・保存法のチェックは小まめに引出しをあけ空気を入れ替えてやること。湿気の多い時はエアコンをドライにしてかけることも良いでしょう。
絹物のシミヌキ・丸洗いは必ず着物屋さんへ、また湿気取りにシリカゲル(防湿剤)をタンスの一番下に入れると湿気取りになります。
七五三の着物で縫上げ(肩縫上げ・見頃身丈の縫上げ)は取って仕舞いましょう。また、半襟も取っておくと良いでしょう。
解らないことは正直屋へお問い合せください。

先日葬儀場で防虫剤の匂いが強烈で気持ち悪くなった

近頃は匂いが強い方も少なくなりましたが、昔は多くいました。樟脳を入れ虫の予防したのですが、現在は防湿剤や匂いの無い品を利用します。まだ、匂いのある防虫剤の方は風の通る部屋で1週間ほど陰干しをして匂いを取りましょう。葬儀が本日とか明日の場合でも、多少でも風通しをすることで匂いも和らぎます。
本人も他人も迷惑な話なので早めに解決を!!
ウールは防虫剤、絹は防湿剤を利用、同じ引出しに2種類入れると化学変化する場合があるので、1種類にして下さい。着物を着用しないでタンスの中に入れっぱなしの方は、着用日の少なくとも10日程前には、畳紙から取り出してチェックすることをおすすめします。畳みシワがあったりしたら早めに着物屋さんへ持参しましょう。

新しいマンションに移って2年、久しぶりに着物を着る機会があり、クローゼットから出したらカビだらけ。困った。
現代の建物は気密性が高いので、湿気には特に注意する必要があります。クローゼットの裏側には結露が出ていたりするので、特に梅雨の時期等湿気の多い時期などには湿気取りにシリカゲル等の乾燥剤を入れて予防することをお勧めします。もちろん昔のように年に2度、タンスの中を開け、陰干しをされている方は、その都度シミなどのチェックはされているので、今まで通りに着物に風通しをして、楽しんでください。
さて、カビの生えた着物はどうするか?クローゼットの中に入っている品を全て出し、湿気対策をします。カビの生えた着物は着物屋さんに持参し、対応を考えることが一番です。そのまま元に戻すと、他の品にカビが移り拡散します。
我が家はすべてクローゼットです。着物の収納場所(和箪笥)がないです。

クローゼットの中や部屋の片隅に置いておける、総桐の小型タンスがあります。

できるだけ、和紙のたとう紙に入れ、箪笥に収納するのが理想です。
現代は、桐箪笥ですも安価な品、サイズも色々ある別誂え(オーダーメイド)でも作ってもらえます。
>>オーダーメイド小型桐たんす

収納場所は、湿気さえこまめにチェックできればどこでもかまいません。
プラスチックの衣裳ケースや着物屋さんが納品する時に利用したダンボール箱に入れたり、クローゼットのハンガーに下げておく方もいます。

その場合におこりやすいトラブル
1.本来折り曲げるところではない所にシワが付く。
2.密封状態が長年続くと、カビが生えたり生地が弱ったりする。
3.洋服のハンガーは巾が狭く、表裏がずれ、シワになったりする。

対処方法
1.和紙のたとう紙に入れてしまいます。
たたみ方が分からない方は、購入した呉服屋さんでたたんでもらうと良いでしょう。
2.定期的に虫干し・風通しをしましょう。
3.ハンガーではなく着物用の衣紋懸け(えもんかけ)にかけましょう。

現代は婚礼の仕度で箪笥(たんす)を持っていかれる人も少なくなりました。クローゼットなるものがマンションには設置され、箪笥を置くスペースも無いわけです。
高価な着物を収納するのですから、スペースを考え上手に保管して下さい。

着物のお手入れやタンスへの収納方法がわかりません。

日本の四季はずいぶん温度や湿気の違いがある様です。

お手入れ
昔は、年に1~2度、季節の変わり目にチェックを行い、一日ぐらい陰干しをしました。シミはしみ抜き・生地の傷みは洗い張りや仕立て直し等を行います。

今は、生地に加工を行うことにより、シミのガード・カビの防止ができるので、毎年着物をチェックする手間を省く事ができます。
>>着物のお手入れ方法

保管方法
ポイントは、湿気をさける事です。
部屋の中は上部と下部に湿気がたまりやすくなります。このため、できるのだけタンスの中央部に式服等の着物を収納するのがよいのです。
それと、頻繁に引き出しを開け閉めするのも、中の空気が入れ替わるので良い方法です。

着物はどうやって保管したらいいですか?

雨の日に着用した場合
帰宅後まず乾いた布で水分を取り、裾の泥はねをチェックし、ブラシ等で除いて下さい。
その後乾燥した部屋に完全に湿気がとれるまでハンガーに掛け干しておくと良いでしょう。しまう前にもう一度表裏のチェックをし、汚れがひどい場合にはシミヌキに出します。

きもののしまい方
着物は1枚づつ「たとう紙」に入れて下さい。(クリーニング屋さんに出され、ポリ袋に入れて帰ってきたものも「たとう紙」に入れなおします。)
※小物によっては、金糸加工等の加工品は輪ゴム等と反応し、黒く変色する場合があるので気をつけて下さい。

タンスの中に入れる防虫剤
2種類以上のものを混ぜない様に気をつけて下さい。
また、湿気を取る防湿剤(シリカゲル)を利用するのも良いでしょう。
いずれも使用期間はよくチェックして期間が過ぎたら新しいものに交換して下さい。

タンスを置く場所
できるだけ乾燥した部屋を選び、コンクリートの場合は結露する場合があるので壁からすこし離して置き、風通しを良くする様心がけて下さい。

湿気対策
空気が続けて乾燥した日を選んで着物の虫干しを定期的にするのも、天然素材の着物を長く美しく保つコツです。
着物で一番怖い敵は湿気です。どうしても虫干しも出来ない場合には、ちょっと乱暴ですがタンスの引き出しを開け扇風機を回す。
又はクーラーのドライをかける等をして空気を換えるのも、タンスの中に仕舞いっぱなし納めっぱなしの着物よりは良いでしょう。

「たとう紙」も折を見て新しいものに変えるのも湿気の予防になります。

※シミをつけたら必ずその場所を覚えておいて、業者に渡す時にお知らせ下さい。

着物をしまいたいが、たとう紙より着物の方が大きい

最近の方は、身長が高く体格が昔よりも大きい為、しまいづらい場合がおこります。
また、女性用の着物・男性用の着物でも、しまう時には幅が違ってきます。

このような時のために、たとう紙には四隅にマチが付いています。
きものが大きい場合は、マチの折り方を着物の幅に合わせて変えて、たとう紙のサイズを調整して下さい。

※幅は着物幅ピッタリよりも、少しゆとりを持たせてください。
※和箪笥も大きさにより、上記の様に収納しづらい場合がおきてきますが、着物の畳み方を工夫するしか、方法はありません。

振袖がたためません。振袖を着た後はどうしたらよいでしょうか?

着物がたためない方が多くなりました。

本当は着用後2~3時間陰干しをした後、ご自分でシミのチェックをしながら和紙にたたむのが一番です。
正直屋各店にご来店いただければ、着物のたたみ方をご説明いたします。
また『面倒だなア~』って方は、各店へご持参下されば、きちんとシミ等をチェックしてお店でたたんでお渡しいたします。

遠慮しないで正直屋各店でご相談下さい。 着物のたたみ方はコチラ

大切な着物をいつまでも美しく保つには?

購入時、絹物なら正直屋縁加工をおすすめします。(撥水・抗菌加工)
畳紙(着物を入れる文庫紙)は和紙がよろしい。タンスに無理に詰めすぎないようにしましょう。(タタみジワがつく場合があります)タンスはできるなら桐素材がよろしい。お召しになった後は、2〜3時間風通しの良いところで陰干ししましょう。その時にシミの有無のチェック(特に雨天で濡れた場合は水分をタオルで取り、ドロハネ等のチェック。他では食べこぼしのチェック、衿・裾・袖口のチェック)
収納・保存法のチェックは小まめに引出しをあけ空気を入れ替えてやること。湿気の多い時はエアコンをドライにしてかけることも良いでしょう。
絹物のシミヌキ・丸洗いは必ず着物屋さんへ、また湿気取りにシリカゲル(防湿剤)をタンスの一番下に入れると湿気取りになります。
七五三の着物で縫上げ(肩縫上げ・見頃身丈の縫上げ)は取って仕舞いましょう。また、半襟も取っておくと良いでしょう。
解らないことは正直屋へお問い合せください。

その他

テレホンショッピングでは安価で寝具が購入できるのに?…

寝具以外でも宝石・用品色々とテレビでは安価で提案されていますが、手で触って現物をチェック出来ない欠点もあります。我店は仕入れの際お客様の立場で仕入れ、販売をしています。

礼服を汚し、シミヌキに出したが取れていない。

汚し方がひどくシミヌキ代も高額でした。苦情を業者に話し、もう一度シミヌキをしてもらいましたが、完全には取れませんでした。早期発見早期手当つまり病気と同じ。末期の場合は取れません。無理に薬剤を強くすれば生地をいためます。特に絹製品は水分を早く吸収も発散します。つまりシミになりやすい繊維ということです。

パールを買おうと思うのだが、テレビショッピングでは安いけど…

誰もが思っている通りです。やはり現物を見て納得して購入された方が失敗はありません。品質保証にしても、その販売したお店も自分の信用をかけての販売です。デパート価格等もチェックした上での販売なら、後々後悔しないようチェックしましょう。

母が婚礼の時に持ってきた布団がそのままになっている。

昔は婚礼布団で男女ペアの組布団を結婚の時に揃えて持参したものです。お客様用の布団として利用する為でしたか、現在はない風習です。その時に座布団は5枚か10枚、夫婦座布団、もちろん枕や布団カバー、毛布・タオルケット等布団だけでも大層な荷物でしたが、それに家具や電気製品をトラックに積んで婚礼の幕をつけ、荷出ししました。結婚は女性には財産分与の式でもあり、、親が出来る最後の愛の証しだったと思うのです。婚礼後はご主人に、又そのご両親にしっかり仕えることが嫁の仕事だったのです。布団ですが、そのまま利用すればよろしい。気になるようなら打ち直しをして使うこともできます。又、綿はベビー布団、中小供用布団、座布団にも利用できます。

礼服が欲しいのだが、デパートは高いし、インターネットは試着出来ない。

当店では年に1〜2回、店での展示会の折に、人気の礼服を展示、試着できるようにしています。サイズの大きい方、又、年令等を担当に話して下されば、パンフからその商品も取り寄せて試着出来ます。担当と相談ください。

猫が仏事用に使う座布団をひっかいて破いてしまった。直るかしら?

難しい問題です。破れた箇所を継ぐとなると、直し代が高額になるし、「直した痕」は残ります。表裏があるから簡単にその部分を塞いでくれればいい…。感度の問題ですが商いとしては難しい問題です。普通、紫と赤のペアで婚礼用の品として販売していました。生地があるかメーカーに問い合わせますが、在庫があれば新しい生地で作り直された方がよろしい。又ついでに打ち直しをするとよろしい。

自分に合う枕が欲しい。

難しい質問です。人によって好みが違うからです。高い・低い、堅い・柔らかい、素材、肌ざわり、値段等です。このたび初めて「枕のキャンペーン」をしました。「医師がすすめる枕」というキャッチコピーでした。値段は6,500円(税抜)でしたが、好評でした。一度試して下さい。

7年前に高級羽毛ふとんを購入したのだが、穴が空いた。

直せます。ついでにクリーニングもした方がよろしい。値段は程度によって担当者に聞いてお知らせします。

古綿で暖宅の掛けふとんが作って欲しい。

最近はHPや寝具専門のビッグストア等で、こたつ布団を購入される方が多くなりました。「西川」もこたつ布団はやめてしまったので、海外製品が多いのですが、古綿があるのなら、別誂えで打直しをして作ることが出来ます。サイズも綿の分量も指定できます。正直屋にお尋ねください。
もちろん敷パッドも作れます。

同業者が問屋に仕入れに行った際、商品の取り扱いが悪く、こんな小売屋さんはどんなお客様対応をされているのか?と思った。

残念な話を伺いました。問屋さんでもそんな商品の扱いをされているとするなら、お店でも同じでしょう。着物屋が着物を大切に扱わない、着物に愛着がない、などという話は悲しい話です。販売時にそんな行いをするお店はやめたほうがよろしい。

お母さんが色無地着物を作ってくれたのですがどんな機会に利用するの?

色無地着物は色変えができることで長期間着用できるという利点やお茶会・法事、その他略礼装で着用する冠婚葬祭の場合には大体利用出来るということで、婚礼の支度として購入していただきました。現在は着物好きの方が、色を楽しんで着用、又、帯を半巾帯やおしゃれ帯を工夫して利用、おしゃれで着用されるととても新鮮で楽しめます。もちろん昔のように略礼装としても利用できます。

先日お茶の会で久しぶりに座ったら足がしびれた

生活が洋風化して椅子の生活に慣れると足の関節・筋肉・筋等が固まってしまい、座れなくなってしまいます。外人がお茶の稽古でこれに慣れるのに苦労するそうですが、座る練習を常に心がければ次第に座ってもシビれなくなります。立ったり座ったりの生活は現在少なくなりましたが、常にスクワットをしていると考えるなら体にも良いので、体操と思って生活の中に工夫して取り入れるのも良いかもしれません。

祖母が亡くなる前に喪服(黒紋付きもの)だけは孫が嫁入りの折に必ず持たせて欲しいと言っていたけれど…?

喪服を昔の人はお嫁入り仕度に必ず持たせました。それは生家の紋を継ぐことで代々の先祖の人達があなたを見守っている(背守り)という願いからでした。悪い怨念がついているかもしれない着物を我が子孫に着せたくない親の子を思う、そんな願いがあったからでしょう。

私は関西生まれです。娘が13参りの年になるのですが名古屋ではやらないのですか?

今から200年前ほどから始まった行事で、生まれた年の干支が初めて巡ってくる厄年(数え年の13歳)に行なわれる厄除けのお詣りが 十三参りです。京都・嵐山の法輪寺(虚空蔵山)が有名です。陰暦の3月13日、現在は4月13日頃にお詣りをします。13歳と言う年齢は、男女ともに肉体的にも生理的にも、子どもから大人へ変化していく時期です。特に、精神的にも不安定な頃なので、親子でお詣りをし、心のけじめをつけようというのがこの行事の始まりでしょう。
日頃、正座をすることのない子どもたちが真面目に拝むことで、虚空蔵菩薩から福徳と知恵と健康を授けていただくのです。女の子のきものはその日から四ツ身より、本裁ちの晴れ着を腰紐を使って着て、一人前の娘としての装いになります。
名古屋では覚王山日泰寺が有名です。

18才成人の話を聞きますが…
今年33歳になるのだが厄年のことが知りたい

中国の陰陽道に基づいて、災禍の起こりやすい年廻りを厄年といい、男性は数え年で25才・42才・61才、女性は19才・33才・37才が大厄と伝えられています。2月3日の節分の豆まきや国府宮のはだか祭が、この辺りでは、厄落としとして有名ですが、厄年の人は特に心身に注意して慎んだ生活を送ると共に、「厄除け詣り」を行い、安全と幸福のご加護を受けられるといいでしょう。

厄落としの例

神社に参り、祈願
親類・近所に物を配る
人をよんで、ご馳走を振る舞う
赤い着物・鱗柄の長襦袢を身につける
嫁は実家から帯をもらう
正月の年占いを念入りにする
正直屋縁「日本の行事・いわれ」で「厄払い」をお調べください。

名古屋でも平成30年8月3日は猛暑で40.3℃を記録しましたが、涼しく生活する工夫はありますか?

現在はエアコンがあるので、その中で暮らせば、暑い日も真冬の寒い日もエアコンが部屋の温度や湿度を調節してくれて大変便利です。ただ、体の調整機能は衰えるばかり。本来、体が持っている機能を生かせるよう、少しぐらいの暑さや寒さは生活の工夫でエアコンの無かった時のように工夫すると良いでしょう。たとえば、夏なら、簀の子や簾を掛けたり、麻地や籐の敷物を敷いて肌に当たる部分をベトつかなくしたり、団扇や扇子で扇いで風を送ったり、着る物なら、麻の繊維は体にサラっとしています。絹は水分を一番早く吸い発散する繊維です。部屋の中を風が流れるよう扇風機等も利用しましょう。飲み物も氷等の冷えるものではなく、反対に温かいものを飲むのも体には良い工夫です。温暖化の影響で生活条件は増々悪くなる一方、体もそれに耐えられるよう、体力をつけておく必要はあります。体を甘やかせないよう、日々の生活の工夫をトライしてみては?

黒の礼服が欲しいのだが、サイズが21号or23号だと思う。スカートはいや、下はパンツがいい。

普通販売されているサイズは大きくてもメーカーによりますが、17号までとか、19号までとかで、選ぶ品が少なく困ります。別誂えだと高額になるので、時間をかけて根気よく探すしかありません。私共の時には何社ものメーカーに尋ねやっと見つけました。年齢や身長によっても着用希望が変わりますが、きちんとサイズを言って探してもらうことです。

古い布団がたくさん有るのですが昔は作り直しができると聞いていましたが…

当店は昔から布団も扱っています。現在は婚礼布団を結婚の折に持参される方もいなくなりました。自分たちが使う布団を用意するくらいで、お客様用を羽毛布団のセットを利用される方が多くなりました。以前に婚礼布団を持参された方は、自分たちが利用して、使われている方もあります。そんな方は、打ち直しをして再利用したいと相談されます。現在スーパーやIT等で販売されているしなと比べ、ハンドメイドの品となり、生地は普通綿サテンを使用しますが、安価な工場生産の品とは違い、少々高額になります。綿は婚礼用の品は良い綿を使用します。別誂なのでサイズも綿の分量もお好みで作れます。昔ながらの綿特有の堅さが綿布団を好まれる方の魅力です。

18才成人の話を聞きますが…

元々は大人の仲間入りは日本では13参りの時に行いました。13才までは縫上げをしてましたが、13才には本裁ちの着物を縫い上げをしないで、大人と同じ様に腰ひもを使って着用することで、大人としての仕事の役目も少しずつ手伝うことで仲間入りをしました。たとえば、江戸時代では武士を除く13歳までは寺子屋教育でそれ以降はほとんどの子供達は奉公に出された。商人や職人の親の下ではなく、それぞれが住み込みで日々の生活から仕事の下働きから始め20才くらいまで奉公元での生活が続きました。(現在なら中学から大学までの期間)
当時でも20才くらいの成人という年令は一人前と見る目安として考えられていたようです。
きちんと国民の祝日として決められたのは、昭和23年7月20日で1月15日を成人の日としました。その後、2000年からは1月の第2月曜日として改定されました。
日本は農耕民族であり、「村の一員」という意識も強く、生きる為には田や畑を守る、水の管理も重要で、田植え・稲刈りは共同作業な為、成人の祝いも、家族の祝いであり、又、村の祝いでもありました。現代は農業をやられている人も毎年減り続けていますが、それでも日本は世界で5番目の農業生産国でもあり、日本人として先人の教えを今一度見直す、良い機会かもしれませんね。
個人的には上記の理由も考え、20才で良いと思います。

職人さんの作られている姿が見たい

なかなか難しいですが、というのもいろいろな行程で分業化されている産地の品、すべて同一人物が作業をする品と有り、前記の作業場だと、その部分しか見られない訳で、又、色々なノウハウがあり、見られたくないこともあります。普通、手描きで書いている現場を見せることが多いのですが、名古屋でなら名古屋友禅の作家の方を紹介できます。
商いではないので、職人さんの都合や予定を伺い、時間等が合えば、見ること、話もでき、着物の色々な話が聞けます。
お問い合わせください。

次の日曜日に写真撮りをするのですが・・・

どんなセレモニーでもそうですが、体調管理が一番です。夜更かしをすれば体も生々としません。笑顔も健康だから明るくて良い顔が作れるのです。次にシャンプーは前日の夜にし、よく乾かしておきましょう。当日は朝食を必ずとり、時間をたっぷりとって行動しましょう。一生残る写真、後悔しないよう、ヘアスタイルの確認も、イメージの表示が相手に解るよう写真やスマホで見せられるようチェックしておくといいでしょう。

娘が18歳になったら、振袖の案内状や電話もよくかかってくるけど、どこで調べたのかな?

ほとんどが名簿屋から購入しています。平成18年11月1日より役所での名簿の閲覧ができなくなり、普通はそれ以前に名簿屋が収集した名簿を購入します。28年12月に個人情報保護法が改正され、個人情報保護委員会に個人情報のオプトアウト提供者であることの届け出をし受理された業者より購入しDMを発送しなければいけなくなりました。又、案内が不要な方には、発送を停止することと決められております。正直屋の場合はフリーダイヤル0120-39-0529へお電話いただくか、「DMを受取拒否」で返送して下さい。名簿を消させていただきます。名簿は店にて管理していますので情報が流出することのない様にしています。

昔はどの着物屋さんも街の中心地で展示会をされていたのに、近頃はそんな案内状が来ないが…?

昔は着物の組合で開催したり、単独で展示会を行ってきましたが、組合員が少なくなり、会単独では経費がかかりすぎ、現在は問屋さんが主催で時々行っていますが、商品の値段が高額だったり、手伝い店員さんに押し売りされたりで、良い話が聞かれません。
当店も単独の催事はやめました。商品在庫は専門店としては多く持っています。ご入用の品がありましたら、PCで調べるか、お店にお問い合わせ下さい。

母が着物好きでたくさんの着物が遺品である。私は着ないので処分したいのだが?

この数年、こんなお客様がたくさんあります。お母さんのことを考えるなら、着てあげることがいちばんの供養になると思うのですが、残念です。
ポイント1.寸法が低すぎないこと。身長の低い方のサイズは何もかも短く作ってあるので、売りづらいです。
ポイント2.古すぎない。汚れの程度、生地の程度が問題です。
ポイント3.素材。古着として売れるのはやはり絹素材、ウール、綿。ポリエステルの品は無理です。
ポイント4.作家の品、産地が解る商標がある品。宝石の鑑定書と同じように、どんな商品か解るといいですね。
ポイント5.箪笥に入れっぱなしの商品は生地自体がダメになった品があります。そんな品は着用すると裂けたり破れたりします。風通し等の管理をきちんとされた品は丈夫です。
ポイント6.人気のある品かどうか・
以上の様な問題点が考えられます。業者の人に引き取ってもらうとなると、全部でいくらと言われ、たとえ購入金額が解っていても、良い金額で売れることは少ないでしょう。できるなら、お母さんの友人で着物好きの方にプレゼントするなど、解った人に思い出の品として引き取っていただき、着用していただけることをお勧めします。

前撮りについての注意点

近頃のお嬢様はカメラ慣れしていてポーズを作るのが上手。
ただその分注文も多くなった。写真展、参考カタログ等も多く見ることが出来る。カメラに興味のある方も多く、プロ並みの方も多くなった。プロと素人の差も無くなった。
最近のカメラは機械の性能も以前に比べ数段よくなった。明るくも暗くも、顔だけ明るくもできるとか?その分クレームも言いやすくなった『こんな写真は私ではない!!』と言われると困る。事前に参考の写真なりを持参していただけるとよりより良い作品になると思うのだが、当店ではヘアーの注文はほとんど写真等をご持参いただいているフォームでのクレームはなくなった。
写真業界が今後どう対応されていくのか?
イメージを話されてもカメラマンにそのイメージは完全にはコピーされない。
経費もかかるから二度も三度も撮り直しもできない。
より良い思い出に残る写真の追求は難しい問題です。

●成人式・卒業式・宮参り・婚礼・七五三の購入・レンタル
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すべて正直屋におまかせください。
お問い合わせ
鶴舞本店 0120-39-0529 和合店 0120-52983-1

 
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